30年ぶりに熱で寝込んだ。
本当は、今年は1日から204文字で『小さな博物学日記』を毎日書いていくことにしていたのに、最初から遅れてしまった。
たぶん、いろいろ詰め込んで何十年もやってきたので、走り方とペース配分を考慮せよという天の声だと受取って肩の力を抜く。
こんなに長い時間続けて眠ったのも何年ぶりだろうか。
『小さな博物学日記』については、文字数も決めたが、写真(または絵)のサイズも角版で1枚と決めている。
『小さな博物学日記』1月1日(水)
は、当初の予定では樹木の種を植えようと思っていたのだけれど、熱のため、室内でできることに変更し、「写真彩色画/珪孔雀石」について書いた。
一番最初にこの技(ズル)を始めたのは、WEBの仕事の時。金魚の水彩画を背景にしたかったのだが、イラストレーターさんに依頼する予算がなく、仕方なく、金魚を買ってきて(返しにくることを宣言して)撮影して、レイヤーで色を載せた。
WEB用なので、当時は実際に印刷してアナログで彩色することはなかったのだが、書き出す(保存する)際に下の写真をまったく消してしまうより、透明度を低くして残すほうがリアル感が増すことを知った。これが残りすぎても胡散臭い感じになる。微妙な兼ね合いだ。
その後、博物画を集め始めた。画材に凝ったものもあった。
しかし、なんといっても高いため、自分でなんちゃって博物画を描いてみることを思い立つ。
1枚の絵に何日もかけるほどの忍耐力はないので、写真の下ごしらえさえちゃんとすれば、1時間ほどで仕上がる写真彩色画がちょうどいい。
カフェのワークショップに加わります。
『小さな博物学日記』1月2日(木)
「ミズクラゲのエフィラ」。
昨年の秋にお台場で採集したプラヌラがポリプになって、クラゲを出した。
不思議と例年よりエフィラが赤い。
若いポリプだからだろうか。
エフィラの写真は通常はパーと開いたところを使うことが多いのだろうけど、わざとグーの写真にした。
セルロイド製の花のようである。
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