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2020年2月2日(日)

本日の満潮は9:41(154mm)だったため、お台場ヴィーナスフォートでのワークショップの前に、海水採集に行った。

 

10:00 気温13℃ 海水温10.1℃ 比重1.018(22‰)

 

太平洋の海水塩分濃度は 34.17‰ といわれている。この濃度は海水温15.0℃では比重で 1.0263にあたる。
昨年の3度の採集と比較すると、好天候が続いた後ということもあり、若干比重は高くなったものの、太平洋に比べるとまだまだ低い。

今回も底が見えるくらいは透明度はあった。

死んだミズクラゲが浮いていたが、目視で明らかな生物はいないようだった。

 

採集日記/きらら舎

採集日記/きらら舎

海底は見えるものの、すがすがしい透明感はなく、ゴミが浮いていて、水はきれいとはいえない。

 

採集した海水にはとりあえず、ミナミヒゲミジンコが確認できた。

夜に、モバイル顕微鏡の倍率をあげて、再度、観察をしてみようと思う。

 

ヒゲミジンコはカイアシ類の中で一番数が多いグループである。

かつてはヒゲナガケンミジンコと呼ばれていた。

名前が長いので「ナガ」が、ケンミジンコ(キプロス目)と区別するために「ケン」が省略されるようになった。

ミナミヒゲミジンコも、かつてミナミヒゲナガケンミジンコと呼ばれていた。

 

前体部は細長い卵型で、細い米粒がツンツンと動いているように見える。

名前のとおり、ヒゲ、つまり第一触角がとても長い。

光を当てる角度を工夫すると、虹色に輝いてとても美しい。

 

採集日記/きらら舎

採集日記/きらら舎

採集日記/きらら舎

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Categories: 過去の日誌

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かよこ さとう ()

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