閉ざされた空間の詩学

2018年夏に都内三省堂書店にて『閉ざされた空間の詩学~きらら舎の不思議な庭~』と題したイベントを企画しました。
新刊『鉱物テラリウム・レシピ』の出版記念を兼ねているため、タイトルも新刊にかけてあります。

 

幼い頃から閉ざされた空間に惹かれていました。
ビー玉の中に移り込む風景に浮かぶ気泡、巻貝の中から聞こえる波の音、抽斗の奥、コップの中で開く人工の花、
鉱物標本のクラックに浮かぶ虹、鉱物結晶の中の海底風景・・・・・

夏休みの工作の宿題は圧倒的に箱庭が多く、時には町、時には部屋、時には海底・・・・・

ある日、なんとなく惹かれていたこれらのものがすべて『空間の詩学』という一冊の本に収められているのを知りました。
やはり、閉ざされた空間には一種の人間を惹きつける詩学があるのだと。

『空間の詩学』はフランスの哲学者ガストン・バシュラールが著したもので、もちろんわたしが読んだものは日本語翻訳されたものですので、バシュラールの意図するところとはかけ離れた解釈であったかもしれませんが、
以降、硝子壜の中、顕微鏡でのぞいたプレパラート、屋根裏部屋・・・・・心はさらに閉ざされた空間に引きこもっているのです。

 

 

「庭」というのは箱庭からの1文字です。
ジオラマとか箱庭というと、最近はいろいろなところで使われていて、やや手垢にまみれている感があったので、あえて「庭」とだけ表現しました。
小さな壜の中で命をつないで生きている生物、水槽の中のウミブドウの森で遊ぶモノ、薬壜の中で伸びる金属塩の草、小さな試験管の中で虹色を呈する物質・・・・・閉ざされた空間の中に、庭=風景=詩学 があるのです。

 

 

2018年7月28(土)~8/19(日)
ナチュラルヒストリエ東急プラザ銀座店
テーマ:鉱物
鉱物と人工結晶を展示販売します。
また、KENT式標本箱、エアリースパイラル観察器なども。

 

 

2018年8月1(水)~8/17(金)
神保町三省堂書店1F
テーマ:天体観測
販売物は主にルーチカの天体観測アイテムです。
ただし、時計の中の銀河や銀河鉱物標本箱などを少し作ります。

 

 

2018年8月1(水)~8/12(日)
池袋三省堂書店1F 神保町いちのいち(おふくわけカフェの横)
テーマ:ミニチュア
販売物はミニチュア試験管類やミニチュア標本額など。
本に掲載した柱時計のドールハウスも展示販売します。
また、つゆりらんさんなど、ドール作家さんの作品も展示販売します

 

3か所コンプリートの方へ

 

上記3か所に来てくださった方へは何かお礼をしたいと考え・・・

(1)各催事のレシート、何も買わなかった場合は催事の写メ
(2)(1)を池袋のイベントサイン会(日程後日公開)にてお見せください。

(3)池袋でサイン不要の場合は、サイン会3回の合間に声をかけてください。
(4)池袋サイン会の日にはご来店不可能な場合は、年内のカフェ(cafeSAYA)ご来店時に3催事のレシートか写メをお見せください。

 

ささやかですがお礼を差し上げたいと思います。