机の周りの小さなタイドプール~2019春~
室内や軒下で飼育している生物。
主に20cm以下の小さな水槽やジャム壜などで飼育していて、昨年(2018年)の活動テーマ『閉ざされた空間の詩学』ということで、小さな空間に生きる小さな命たちを、『鉱物テラリウム・レシピ』に掲載しました。
ペットショップではあまり売っていないものばかりを集めてみました。
ペットショップで売っていない・・・・・つまりは、田んぼや池、海で採集できるものばかりです。
2019年4月7日(日)には、タイドリウムづくりをします。 >>予約
タイドリウムとはタイドプール(潮だまり)+アクアリウムという意味の造語です。
小さな水槽やタライに小さな磯ジオラマを作り、実際に生物を飼育します。
飼育する生物に適切な濾過とエアレーションについて説明をし、前日の磯採集で取ってきたヤドカリやカニ、ヒトデやウニ、採れればワレカラやクラゲなどを配布します(参加料金内)。
タイドリウムに必須のライブロックもお持ち帰りいただけます。
海水に、ただライブロックを入れておくだけでも、面白いことが起こることもあります。
これからの季節であれば、ペットショップで買ったクマノミなども泳がせることができます。
また、海藻や海辺植物なども合わせて植えてジオラマづくりも楽しいです。
ワークショップ終了後に、採集できた生体によって、どんなタイドリウムを作れるかなど、このページに加筆します。
前日の磯採集で卵と精子を持ったウニが採集できればウニの発生実験も行います。
ウニの発生実験については以下のページをご参照ください。
参加費用 ¥1000 別途1ドリンク代がかかります。
生体はお好みのものを参加者内で相談して分けてください。別途の料金は不要です。
ウニ実験を行った場合も別途費用はかかりません。
精子と卵の採集と観察、各自スマホの上で受精させて受精膜があがるのを観察し、その後、ポケット飼育として受精卵をお持ち帰りいただきます。
受精卵は卵割をし、2割、4割、8割・・・・・桑実胚、プリズム幼生、そして4腕プルテウスになります。
通常のポケット飼育よりも大きな培養フラスコにてお持ち帰りいただきますので、ルーペで容器の外からも観察でき、モバイル顕微鏡で観察すればさらに鮮明な撮影もできます。
ウニのプルテウス幼生の餌はキートセラス(浮遊珪藻)という珪藻です。
当日には2週間分の餌もお渡しします。
2週間後にも生きていればきらら舎二号館にてご注文ください(¥216)。 >>注文
また、ご予約の上ご来店いただければ、ポケット飼育リベンジ&餌の無料配布もします。
タイドリウムとしては、今後、タマクラゲポリプとムシロガイやウミホタルなどの配布を行っていきますので、気に入った生物を探してみてください。
机の上にある、小さな磯、潮だまり・・・・・そこで生きる小さな生物の生活をお愉しみください。