ハコベの栽培

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ヒメウズラを孵化させ、そろそろ成鳥に近づいてきました。

 

ヒメウズラ/きらら舎

 

ウミウシや原生動物などを飼育していると、まずは餌の見極めと調達が大変なのですが、ペットとして定着している生物だと、専用の餌があるので楽ですね。

基本的には総合栄養調整されているはずの、市販の〇〇用フードだけ与えていることがよいと思うのですが、おやつやチュールなどの種類豊富な犬猫とは違い、ヒメウズラの餌は種類も少なく、さらにおやつはミルワームくらいしか市販されているものはないので、生の野菜も多少は必要かなと思い、何を与えればいいか、調べ始めました。

きゅうりを食べる・・・・・小松菜を食べる・・・・・レタスも食べる・・・・・空心菜が好き・・・・・

キャベツは〇と×がありました。きゅうりも体を冷やしそうです。

ブロッコリーは芯はOKだけど人間が食べている部分はNGらしい・・・・・

難しいですね。犬もブドウがNGだったり、「そりゃ、だめだろうな」とは思わないようなものがだめだったりもします。

 

市販の野菜には残留農薬があるかもしれないし・・・・・ということで、ハコベの栽培をすることにしました。

 

昔、小鳥をいろいろ飼っていた時には、毎朝、祖父と散歩して道端のハコベを摘んできて鳥たちに与えていました。

今ほど車の交通量も多くなかったし、のどかな時代でした。

現在でも、探せばハコベは見つかると思いますが、摘んで食べさせる気にはなりません。

 

 

【ハコベ】

ナデシコ科ハコベ属(Stellaria)

和名:繁縷、蘩蔞

 

 

【ハコベの種まき】

植物によって、発芽させるまでの方法にはいろいろあります。

タッパに湿らせたティッシュを敷いて発芽させたりもします。

ハコベはプランターや鉢でよいかなと思います。

底石を敷き、培養土を入れてまずは水をかけて湿らせます。

 

ハコベ栽培/きらら舎

ハコベ栽培/きらら舎

ハコベ栽培/きらら舎

 

その上から種まき用の土を薄くまきます。お布団を敷くイメージです。

種まき用の土は発芽しやすいですが、栄養分が添加されていないので、多くの植物は発芽して間引きながら別のポットなどに定植させます。

ハコベは弱々しいので、植え替えはしないほうがよいだろうと考え、お布団の上で(掛け布団=覆土 は不要)、発芽し、そのまま根を伸ばして、お布団の下にある栄養分が添加された培養土から栄養を吸収して成長しなさい・・・という作戦。

種を蒔いてからの水やりは、種が流れてしまわないように、霧吹きで丁寧にするとよいです。

ただし、霧吹きでの水やりは土の表面だけが濡れるので、丁寧にたっぷりやります(そのため、先に培養土に水やりをして湿らせておくことが大事)。

乾燥しないようにという意味と、鳥がいたずらしないように、ラップをかぶせておきます。

 

ハコベ栽培/きらら舎

それでも鳩は縁に乗ってひっくり返したりするので、ひっくり返らない対策をするか、鳩が来ないところに置きます。

 

ワイドルフラワーやスミレを栽培していて、こぼれ種からの発芽がばかにならないと知りました。ハコベも地上部が枯れてしまってもこぼれ種が生きている可能性が高いので、そのまま、プランターに水やりを続けて維持するか、土の上部は捨てずに次のハコベの種まきプランターの上に広げておいてください。

 

 

 

 

Categories: 生物・植物室