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理科室クラブのメイン道具であるモバイル顕微鏡の開発をしていた Life is small. Company が会社を新しくしました。

モバイル顕微鏡のラインナップも一新しました。

これを記念して、正式に理科室クラブの活動をスタートしたいと思います。

 

今回は、サカサクラゲ。

 

サカサポリプ/きらら舎

サカサクラゲのポリプ

 

「海水は難しいんじゃないの?」「海水っていうと敷居が高い気がする」という方も多いと思います。

そこで海水生物飼育の第一弾としてサカサクラゲを選びました。

サカサクラゲについてはきらら舎のノートをご覧ください。

>>サカサクラゲ

>>サカサクラゲの今日この頃

 

サカサクラゲ/きらら舎

 

観察用のモバイル顕微鏡は ラーバ Larva ( x 40 ) smm14.6 です。

  • ラーバのみ ¥990 (税込)
  • サカサクラゲ&ラーバ  ¥1760 (税込)
  • サカサクラゲ飼育キット ¥330(税込み)

近日中にきらら舎カートにアップし、ここにリンクをはります。

 

ラーバ

・倍率10-40倍✳︎
・固定焦点
・14.6mmプラスチックレンズ (付属物)
・40mmプラスチックシャーレ 2個
・固定用クリップ 1個
・固定用両面テープ 2枚
・遮光シート 1枚

モバイル顕微鏡/きらら舎

モバイル顕微鏡/きらら舎

 

サカサクラゲ&ラーバセット

上記ラーバセットに

・サカサクラゲエフィラ5体
・飼育容器1つ

が、付属しています。

 

サカサクラゲ飼育キット

・人工海水の素 500ml用
・ブラインシュリンプエッグ
・ブラインシュリンプエッグ用タッパ×2
・給餌用スポイト
・クラゲ移動用スポイト
・給餌用シャーレ

 

 

 

1.海水を作る

では、まず、海水を作るところから始めましょう。

発送時、クラゲの入っている水は少ないので、予め人工海水の素を購入して海水を作っておければ安心です。

お店によっては、天然海水を推奨しているところもありますが、最初はまずは人工海水を使います。

サカサクラゲには海水より少し薄めの海水を作ります。

 

この人工海水がクラゲには適しているようです(生物によって、合う合わないがあります)。

人工海水の素は潮解しやすいので、できるだけ小分けになっているものを選んでください。

キッチンスケールにて人工海水の素を14g量ります。

キットにはすでに14gを量って入れています。

500ml ペットボトルにカルキ抜きした水を500mlいれます。

カルキ抜きをするには、水道水を入れてフタを締めずに24時間放置します。急ぐ場合にはカルキ抜きを使用します。

カルキ抜きにはいろいろな効果のある薬品が添加されているものも多くありますが、魚にはよくてもクラゲには向かない場合も多いので、できるだけシンプルなものを使います。

このハイポだとかなり少量ですみますので、1粒を2~4個に割って小さくしたものをペットボトルに入れてください。

 

ここに計量した人工海水の素14gを加えて、フタをしてよくシェイクして混ぜます。

そして1晩置きます。

使う前に再度シェイクします。

溶け残りがある場合は、茶漉しなどで濃してください(それによって若干塩分濃度が低くなる可能性がありますが、溶け残りが異常に多くなければ問題ありません)。

茶漉しは、セレックVフィルタがブラインシュリンプを濾すのにも使えるので便利です。種類がいくつああるようですがサイズの違いなので、どれでも大丈夫です。

きらら舎ではプランクトンネットを使ったオリジナル濃し器を作っています。
興味がある方はカフェにてお分けしています。

 

海水を使っている人は比重計を使います。サカサクラゲの場合には、上記の方法で比重計を使わなくても問題ありませんが、いろいろな海水生物を飼育し始めて、使う直前に生物に合わせて塩分濃度を調節する場合にはこれが便利です。
使い方などはまた後日説明します。

 

 

2.餌の準備

さて、海水の準備ができました。

次は餌です。

餌にはブラインシュリンプを使います。

 

飼育しているものがたくさんいる場合には、専用のハッチャ―を使うとよいのですが、まずは小さなタッパでOK(飼育キットには付属しています)。

これにさきほど作っておいた海水を8分目ほど入れます。そこにブラインシュリンプエッグを入れます。
コンビニコーヒーのマドラースプーンにすりきり1杯程度で十分です。
付属しているキットには1か月は使える量が入っています。

孵化の目安は28℃で24時間。

冬場は卵のセットから孵化まで時間がかかるので、孵化用タッパを2つ用意すると安心です(1つの容器が1日おきに孵化する計算)。しかし、サカサクラゲは毎日給餌しなくても大丈夫なので、ブラインシュリンプが孵化したら与える、というタイミングでも問題ありません。

ブラインシュリンプは餌として用いられる時に使われている呼び名で、生物としての正式名はアルテミア (Artemia)といいます。 ホウネンエビの仲間で、長期間乾燥に耐える休眠卵がブラインシュリンプエッグとして販売されています。

孵化したては卵の殻を付けています。

これがはずれて泳ぎ始めた時がベスト。ブラインシュリンプは孵化したては口がまだできていなくて、摂食ができません。そのために体内に栄養をたくさん蓄えています。これがクラゲの栄養となります。時間が経過すると栄養分がなくなりますので、孵化したら早めに与えるようにしてください。

孵化した水は汚れているので、静止して卵の殻(浮いています)や、孵化していない卵(沈んでいます)をできるだけ吸わないように、ブラインシュリンプだけを吸い取って濃し器に入れます。何度か吸い取って濃し器に入れたら、もう1つのブラインシュリンプ用タッパの上に濃し器を逆さまにして上から海水をかけてブラインシュリンプを落とします。

ブラインシュリンプには海水生物に必要な不飽和脂肪酸を含みません。孵化して1日以上経過したものは不飽和脂肪酸で栄養強化して与えることもできるのですが、それはまた違う生物の時に紹介します。

 

3.クラゲをセットする

サカサクラゲは小さなペットボトルに入れて、飼育容器は別でお届けします。

お渡しする個体は遊離してからしばらくきらら舎で飼育をして5mmを超えた個体ですが、遊離仕立てのエフィラから飼育したいという場合には遊離したてを少し多めにお渡しします。

ご注文の際に備考欄にその旨お書きください。

 

到着したら、飼育容器は水道水で洗って(洗剤は使用しないでください)、よく水を切り、そこにペットボトルの中身を海水ごといれます。容器の中にクラゲが残らないように注意してください。
海水ボトルは飼育容器に近くに置いておきます(温度を合わせます)。

2時間ほど経過し、飼育容器の水が容器の8分目に満たない場合は海水を足します。

飼育容器のフタはしめないでおきます。

傘の直径が1cmになるまで、この飼育容器で止水で飼育します。

※クラゲと同時に購入したサカサクラゲ飼育キットで海水を作った場合は、すぐには使えないので作った水は一晩近くに置いておいてから飼育容器へ足してください。

 

4.給餌

餌を与える時には、付属の 9cm シャーレを使います。

まず飼育水を付属のスポイト(大)でシャーレに少し入れます。

クラゲをスポイト(大)で水と一緒に吸い取ってシャーレに移動します。

シャーレは食堂というわけです。

水が足りなそうであればさらに飼育水を少し加えてください。

次に孵化したブラインシュリンプを濾します。方法はさきほど書きましたがおさらいのため、再度書いておきます。

ブラインシュリンプは走光性を持っています。つまり、光に集まります。きっとタッパの隅っこに集まっていると思いますので、それをスポイト(小)で吸い取って、茶漉しに入れます(この時、飼育水は下に落ちます。別の容器の上でやるとよいです。これは捨ててください)。

下にもう1つのタッパを置き、茶漉しを逆さまにしてブラインシュリンプをタッパの中に落とします。

こうして孵化した水が入らないようにしたブラインシュリンプをスポイト(小)で少量づつサカサクラゲに吹きかけます。量が多いとクラゲが粘液を出しすぎて、かえって餌を食べることができなくなります。

クラゲの上に粘液で固まったブラインシュリンプができてしまった場合は、スポイトで取り除いてください。

餌を食べることができると体の真ん中(胃腔)がブラインシュリンプのオレンジ色になります。

4時間ほどしたら、食べ残しを入れないようにクラゲをスポイトで飼育容器に戻します。

飼育水が減っていると思うので、補充しておきます。

また、飼育水はここで全部交換してもかまいません。飼育容器を2つ用意しておいて、古い容器で給餌をして、新しい容器にきれいな海水を入れて、クラゲを移すというのも楽です。

海水は定期的に作っておきますが、あまり長く保存しないようにします(光が当たらない場所に置き、1週間以内で使い切るのがベストです)。

 

4.観察と撮影

クラゲを飼育水ごとスポイト(大)で 4cm シャーレに1匹入れます。底にくっついて拍動させる体勢にします。

スマホかタブレットを机の上に置いて、モバイル顕微鏡をレンズの上にセットします。

インカメラ(自撮りモード)がズームできない場合は、カメラアプリを予めインストールしておきます。

 

iPhoneの方

シンプルカメラ高画質(KANAME OHARA)

Androidの方

シンプル無音カメラ 全画面・高画質」(kaname surya)

 

 

拍動が速くてうまく撮影ができない時は連写を使うか、動画で撮影をします。

動画編集アプリで、静止画を取り出すことができます。

撮影が終了したら、できるだけ早く、クラゲを飼育容器に戻してください。

 

理科クラブ/きらら舎

理科クラブ/きらら舎

 

 

4.クラゲが大きくなったら

クラゲが1cmを超えるくらいに大きくなったら、底面フィルター付きの水槽を用意します。

ここから先の飼育についてはきらら舎のノート

>>サカサクラゲエフィラ飼育

をご参照ください。

Categories: 理科室クラブ

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