都内某所の川へクラゲ採集にでかけた。
前日のみぞれ&雨のせいで水はだいぶ濁っていた。
それでも今日は朝から天気がよく、気温は集合時刻の午前10時半で9℃とクラゲ採集日和である。
川の内部壁面にはたくさんのフジツボが付着していた。
汽水エリアなのだろうか。水をちょっと舐めてみたら結構塩の味がした(よい子は真似しないでね)。
光る白い点がたくさん浮遊していたので、採集してきたが、生物ではなかったようだ。
モヤモヤした半透明の有機物がたくさん採れたが、これは壁面を埋め尽くしているフジツボの脱皮殻のようだ。
ボロボロのクシクラゲ類のクラゲとカミクラゲがいた。
クシクラゲ類のクラゲはよれよれで、クラゲの種類を同定することはできなかった。
下の写真では左にわずかに虹色の部分が見えるかと思う。
これが櫛板列である。光のあたる角度を変えてみると虹色に輝いていた。
カミクラゲ。
細い触手が髪の毛のようなので、こんな名前。
触手は傘の縁にまんべんなくついているのではなく。数本がまとまっていて、その付け根に眼点が複数ある。
上の写真でへの字に赤い粒が見えるが、これが眼点。
への字の下から数本の束になった触手が出ている。
真ん中の細い管は口。
先(下)はよく動いて、また縮んだりもする。
内側の傘みたいな部分は4本の放射管から毛細血管状に分岐した細い水管。
まだ傘の大きさは2cm程度と小さく成熟していないので、コイル状の生殖腺は見られない。
比重は1.012(15‰)。
お台場は9月が1.015、12月が1.010だったので、川なのにたいして変わりはないようだ。
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