日本の神様のおはなし

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日本の神様のおはなし/きらら舎

 

今回から新しいポッドキャストで、『日本の神様』のお話をしていきます。note.comに綴ろうかと思ったのですが、文字で残したくない、おまけ話などもあるので、音声データだけでゆるゆるとお話していこうと思います。

ではなんで「神様」なのか?

実は海外の神話も鉱物と合わせて依頼される原稿依頼されることが多いので、こちらもいろいろまとめています。結構文字数を限定されて依頼されるのですが、その神話を全部、鉱物が関わらない部分まで書くと結構ボリュームがあります。しかし、依頼で全部を書けることはないだろうと・・・趣味でまとめている次第です。

それで・・・海を隔てているにもかかわらず共通するエピソードも多く、逆に全く違う・・・日本ならではだなあって思うこともあり、ギリシャ神話やローマ神話、あるいはアステカ神話とは別に、日本の神様をメインにまとめてみることにしました。さらに、わたしの古事記の記憶にある伊邪那美命。黄泉の主宰神になっているし、夫である伊邪那岐神とも離縁しているのに、隣の神社の祭神縁結びの神として祀られています。これは国を生み神を生んだ大いなる母として復活しているのだなと解釈し、古事記に描かれているキャラがその後人間によって再度祀られ崇められるようになったケースもいろいろ調べてみました。

隣の神社というのは・・・実は、わたしは神社とは縁が深く。特に神道の家ではなく仏壇もあってお葬式にはお坊さんが来ますが、実験室の目の前には柏木神社があります。物心ついたときから隣に神社があって、昔は雉がいたりしました。神社の社を新築する際には祖父が尽力し、その際に掲題で白い蛇を見たと話していました。幼いには神社の欅の樹に登ったり、椎の実を拾って炒って食べたり、コウモリの巣を見つけたり、二ホンミツバチの巣があったりしました。

柏木神社には本鳥居の他に脇鳥居というものがあります。本鳥居からは社殿に向かって真っすぐに敷石が敷かれていますが、その脇鳥居からも敷石が続いています。脇鳥居からの敷石は真っすぐに、それはわたしの仕事場のここ、きらら舎屋上実験室に向かっています。実は昔からいろいろな不思議なことも起こっていて、それが、この鳥居の向きにあるのかもしれないとうっすらとは思っていました。

屋上にあった古い小屋を改修して今の状態にしたのは2019年秋から2020年春にかけて。つまり日本がコロナ禍に突入した時から、ここで仕事をしています。そこからずっと気になっていたこと、それは屋上から神社を見下ろしてしまうことです。そこで、お正月に柏木神社で売っているお札を屋上実験室の高いところに簡易神棚を作ってお供えしました。柏木神社は祭神が伊邪奈美命で須佐之男命が合祀(ごうし=合わせて祀られていること)されています。そして天照大御神の分け御霊のある伊勢神宮のお札も買うことができるので、2つのお札を立ててあります。

毎朝神棚の水を替える時、神棚の右側の一段低いところにツノガエルの飼育容器があります。このカエルは一時目がつぶれてしまったのです。ご飯を鼻先に持っていっても動かなくって。毎朝出勤した時には生死を確認するくらいの感じでした。実験室はだいたい25℃なのでそこに一日置かれていた水は冷たくないしカルキも抜けています。カエルの水分補給に、神棚の水をカエルにかけ、新しい水を供えるという毎日を送っていたら、約2か月ほどで目が治って、4か月後には毎日、ご飯を食べるようになりました。もうかなり高齢のカエルですが、神社のおかげなのか毎日水をかけるというのが、よかったのか本当の原因はわかりませんが、とにかくお礼にお神酒をあげることにします。

話がずれましたが。そんなわけで、以下の通りにポッドキャスト配信をしていきます。目次は原稿を書き終わった時点で、タイトルと配信予定日を加筆していきます。

また、配信が終わったものにはリンクを貼っていきます。おはなしの中に登場する難しい読みの漢字や、おまけで話したことなどはYouTubeの概要欄に貼ってありますので、合わせてご覧ください。

 

第一回:天地のはじまりと最初の神々 

最初なのでちょっと真面目に古事記の最初の部分のおはなし

日本の神様のおはなし/きらら舎

第二回:神生み

かなりやばいぞ・・・神の生まれ方

第三回:黄泉の国

海外のおはなしとも比較してみよう

第四回:神仏分離と星信仰

古事記から少し離れたおはなし