グリーンヒドラ

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(2017.05.01 Monday 20:36 以前のブログ『天氣後報 II 』からの移植、一部リライト)

 

個人的な趣味で飼育・培養していたいろいろな生物。

少しづつカフェでお披露目しています。

しかし、最初はなかなか反響はありませんでした。それでも少しづつ興味を持ってくださる方が増え、さらにスマホ顕微鏡という強力な武器を手にしたため、一気に参加者が増えてきました。

 

【グリーンヒドラ】

刺胞動物門 Cnidaria
ヒドロ虫綱 Hydrozoa
花クラゲ目 Anthomedusae
ヒドラ科 Hydridae

ヒドラ属 Hydra
エヒドラ属 Pelmatohydra

 

刺胞動物でクラゲの仲間です。

 

 

グリーンヒドラは淡水飼育です。

長さ2~3mmの緑色をしています(伸び縮みするので、だらけて伸びてる時には10mmくらいのもいます)。

本来は細い体の上に触手が伸びている形。

 

ヒドラとは海外版ヤマタノオロチ。

触手のにょろにょろした感じと、切っても再生するところからそんな名前が付けられました。

 

 

実際に幹細胞で自分の体を更新し続けることにより「永久の生命を持つ」ことが研究によって解明されました。

実際には、理論上は不死身だよね!って生物は他にもいますが。

 

無性生殖は、体の横にこぶができ、それが伸びて枝が生えるみたいにもう1匹ができます。

 

 

餌はミジンコやブラインシュリンプを与えます。

 

これはブラインシュリンプを捕食している写真。

すでに何匹か食べているので、ぷっくりした形になっています。

横から生えてきているもう1匹も食べたようです。

 

 

きらら舎ではミジンコとタマミジンコを扱っています。

ミジンコだと小さ目を与えてもこんな感じ。

 

 

タマミジンコは小さいので食べやすそうです。

 

 

 

ミジンコを餌とする場合はミジンコ自体も飼育(培養)する必要があります。

飼育は簡単で、ミジンコも観察できて楽しいです。

ミジンコについては別途ミジンコの記事をご参照ください。

 

 

ブラインシュリンプの場合は耐久卵を孵化させて与えます。

しかし、

ブラインシュリンプは海水で孵化させる必要があります。

海水の塩分濃度・比重は割と適当でOKです。

人工海水の素とカルキ抜きした水で塩分濃度2.0~3.0%くらいの海水を作って、そこに耳かき1杯くらいの卵を入れると24時間程度で孵化します。温度が低いと時間がかかります。

本当はきちんと保温してエアレーションが必要ですが、グリーンヒドラ用だけならば、たくさんは要らないし、頻繁に与える必要もないので、小さなタッパでの孵化でいいと思います。

週1回くらいの給餌でOKです。

頻繁に与えれば増殖スピードもあがります。

 

ブラインシュリンプが孵化したら、お茶のフィルターやティーバッグ用のネットでこします。

専用のものも販売されています。

 

もう2つタッパを用意し、まずは1つの上にフィルターを置いてブラインシュリンプをスポイトで吸い取って濾します。

フィルターの上にいるブラインシュリンプに水をかけます。

水はカルキ抜きした水やミネラルウォーターを使います。

つまりブラインシュリンプを洗うわけです。

洗った後は、もう1つのタッパの上に、フィルターを逆さまにしてミネラルウォーターをかけて、ブラインシュリンプを下に落とします。

そのまま10分くらい塩抜きします。

そのあと、再度洗って、新しい水に放ったブラインシュリンプをスポイトで吸い取って給餌します。

 

給餌の後には換水します(濾過付き水槽であれば都度の換水は不要です)。

 

 

水は、水道水にカルキ抜きを入れたり、一日以上置いた水でも大丈夫なのですが、地域によって塩素が強い場合があり、少しでも塩素が残留していると全滅しますので、ちょっと贅沢ですがミネラルウォーターをおすすめします。

 

グリーンヒドラ。

買おうとすると結構高いのです。

これは無性生殖のいい教材だからのようです。

グリーンの原因は体内に共生させているクロレラ。

直射日光は避けるようにして光を当てればクロレラが光合成をして栄養の分け前をもらえます。

そのため、普通のヒドラよりも絶食に強いのです。

 

また、雌雄同体なので自家生殖もします。

無性生殖と有性生殖の両方が同じ個体で観察することができます。

温度が下がると自家生殖をして卵を抱えます(この卵は耐久卵です)。

しかし、卵を作ったヒドラは死んでしまう説もあります。

卵を抱えている上のほうに尖った部分があります。それが精巣です。

 

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