10月22日(月)
神保町いちのいち名古屋店催事納品を数日後に控えた月曜日の午後。
梱包などを手伝ってくれていたユキチャンが慌ててカフェに飛び込んでくる。
「ねこがぁ~、ねこがぁ~!」と叫んでいるので、カフェの周りにいる野良猫の誰かが車に轢かれでもしたのかと作業の手を止めると、
「落ちてるぅ~!落ちてるのぉ~!!」
全く要領を得ないので落ちているらしい猫を拾いに行こうとタオルを持ってユキチャンの後を追う。
道路の真ん中になんとか首をあげて鳴いている仔猫らしきものがいる。
濡れていて血が付いていて、へその緒もある。
とりあえず、ひょいとつかんでタオルに包み、家に連れていって洗面所で洗ってみる。へその緒は多分、糸で縛るのが正しいのだと思うけれど、親猫が産んだときにはいちいち糸でなんか結んだりはしないんだから、適当に切ったって問題ないだろうと判断して、少し長めに残してはさみでチョキン!
お湯で洗う。
ずいぶん冷えてしまっている。
近所の猫友だちのおばさんの家に、先月保護した猫のキャリーケースと哺乳瓶などがあったはずなので、タオルに包んだ猫を拭きながら取りに行く。
カフェに戻ると、ユキチャンがもう一匹を発見していた。
今度は、猫友おばさんが救出。
乾かし中の猫と交換して、再度、猫洗いに行く。
へその緒を切って、胎盤も取って、お湯で洗う。
カフェに連れ戻り、猫ミルクを与えてみると、なんと飲む!
こうして、眠れない夜が始まった。
拾って洗った直後の2匹