八面体を整形しよう 1

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今回から、いろいろな蛍石八面体劈開片を、より正八面体に近づけるために整形してみよう!というシリーズを始めます(笑)

 

シリーズって、つまりは歪な八面体販売です。どこをどう整形するかをここで解説してから、1つづつ販売していきます。

 

まずは、海色森色蛍石。

八面体整形/きらら舎

八面体整形/きらら舎

八面体整形/きらら舎

大きくて、きれいです。

 

が、歪です!

八面体整形/きらら舎

上の写真のとおり、これ以外の角度から見ると、歪さはあまり気にならないのですが、この角度だとひどいですね。

歪を整形するには、通常は、各面を比べていきます。

正八面体は8つの全ての面が同じ大きさの正三角形である必要があります。歪なものだと、どれかが小さいのです。

他よりも小さな面を薄くスライスしていくことで整ってきます。

以前、ワークショップで使っていた三角形のイリノイチップは、こうして整形されて取られた部分です。

今回は、面の大きさを比べる必要なく、こう割ればいいじゃん!というラインがわかりますね。

 

八面体整形/きらら舎

蛍石をカッターマットの上に置きます。

次に、左下の劈開面(その縁)と平行になるように鏨の歯をあてます。鏨の角度も面に平行になるように合わせます。

そして、ハンマーで鏨の後ろを叩いて割ります。

右利きの人は上の写真と同じ方向にセットしてください。左利きの人は左右逆になるように置いてください。

鏨にはいろいろな種類がありますが、平タガネというものを使ってください。

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こうして、上手く割れた欠片は、今まで見たことのある、蛍石チップと同じ三角形をしているはずですので、また、そこから小さな八面体を作れます。

 

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