硬石膏
初稿 2024年3月26日
更新 2024年9月16日
在庫をきらら舎二号館からBASE店に移動するに際し、個別指定も含めてリライトしました。
以前の記事と更新部分の画像サイズが異なります。
【硬石膏/Anhydrite】
Acari Mine,
Nazca Province,
Arequipa Department,
Peru.
化学組成式 : CaSO4
Caはカルシウム。CaSO4は硫酸・・・なので、硫酸カルシウムの鉱物となります。
硫酸を含むので分類は硫酸塩鉱物。
英名は「無水物」という意味で、一般的な石膏(CaSO4・2H2O)が結晶水を持っているのに対して、硬石膏は持っていません。
エンジェライトという名前で売られていることが多いようです。
硬という文字が付いていますが、モース硬度は3.9と柔らかい鉱物です。
青い色は天青石の青色と同様、ストロンチウムを含むためです。ただし、天青石がストロンチウムを主成分とするのに対し、硬石膏に含まれるものは微量で不純物です。
真ん中にあるものは磨いたもの。がっつりではなく、10分程度です。柔らかいので磨きやすく、磨くときれいなのです。
ちょっとピンボケちゃいましたが、これが磨く前。
これを、水をつけながら、番手180のサンドペーパーで磨き、次に600で磨きました。
この後、もっと細かいペーパーで磨きあげるともっとピカピカになります。
ルーターでグラスリッツェンのように模様を刻むこともできます。
9A 75.1g
まず、割ってから、断面を磨いてください。割らずに周りを磨いていって卵型にしても楽しいです。
9B 62.5g
9C 49.1g
9D 14.1g
9E 7.7g
9F 10.2g
9G 12.0g
9H 10.8g
9I 10.3g