ずいぶん前。ミネラルショーで謎のガラスといって売られていたものがあります。
販売されていたものは、きれいな水色のガラスでした。
アンダラクリスタル・・・・・というものがあります。しかし、天然のガラスは黒曜石やモルダバイトなどが思いつきますが、アンダラクリスタルといって販売されているものが、胡散臭いと感じる場合が多いので、きらら舎ではここは避けています。
さて。そこで水色のガラスですが、当時のブログでも説明したのですが、販売していた日本の業者さんいわく、
買い付けた相手は100年前の天然のガラスだと言い張っている
ブラジルの山の中から掘り出されたもの
とのこと。
しかし、業者さんもそれには疑問があるので「謎のガラス」として販売するとのことでした。
資料として保管しているものもありますが、倉庫から欠片が出てきたので販売します。
当時の写真がみつかったらいいのですが、購入時はすりガラスみたいな半透明でしたが、時間が経過するうちに粉を吹いてきました。
洗えばきれいになりますが、粉ごとお届けします。
産地としてはMinas, Gerais, Brazilです。
昔、ブラジルでゼネラルストライキによってすべての工場が操業停止となったとき、ガラス工場で窯の中のガラスを山の中の谷になっているところに廃棄したそうです。ガラス原料を入れたまま窯が冷えると窯がだめになってしまうためです。
谷には重力などで土砂が入り込み、埋まってしまったものを、100年経ってから掘り起こされたと考えるのが無理がないと思います。
それでも、粉を吹く古いガラス・・・コレクションに加えても楽しいと思います。
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