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明日はカフェ営業日のため、新商品アップはお休みです。明日のカフェではダイアナマリア蛍石も店頭販売します(ネットショップとは別のものです)。ドールサイズの標本もあるので、お楽しみに!

明日、売れ残った分は日曜日に撮影してアップします。日曜日には1セットだけ、ドールサイズ標本などを使ったミニチュア標本棚を作る予定です。

さて。約2か月前に生まれたヒメウズラたち。何羽かはもらわれていきましたが、結局5羽残っています。そろそろ♂♀が確定したので、名前を付けました。後日、ヒメウズラ日記にて写真もアップしますが、まずは名前の公表! 

1号♀ 白雪
3号♂ 白鹿
4号♂ 菊水
7号♀ 春鹿
8号♂ 剣菱 

わかる人にはわかる名前(笑)

本日は、ナミビアのオコルス(Okorusu)鉱山の蛍石。

ナミビアのオチョソンデュパ州、オチワロンゴの北にある露天掘り蛍石鉱山です。

蛍石がペグマタイトカーボナタイトに取って代わった、アルカリ性火成カーボナタイト環状岩脈。

1920年頃から採掘が開始され、1963年に一旦閉鎖されました。その後、1988年からOkorusuFluorspar(Pty)Ltdが運営していましたが、1997年にソルベイSAに売却されています。

鉱山は、青と緑の蛍石の結晶が有名です。鉱山管理により、標本鉱山労働者(Peter Eysselein)が、蛍石標本を国際市場で販売することが認められていて、一つの会社の独占で価格が高騰するというようなことがないのですが、ここ2年ほどはコロナのせいでしょう、新しい標本販売は減ってきているように思えます。

緑色の立方体結晶の縁が紫色になっているものは、見る角度によって青色や青緑色にも見えます。

また、薔薇色や黄色もあり、多くはいくつかの色が重なっているので、ライトで照らすと観えなかった色や縞が見えることもまた、この鉱山の蛍石の魅力です。

緑色のものはブラックライトで青く蛍光します。

 

 

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ナミビア産蛍石/きらら舎

ナミビア産蛍石/きらら舎

ナミビア産蛍石/きらら舎

ナミビア産蛍石/きらら舎

ナミビア産蛍石/きらら舎

ナミビア産蛍石/きらら舎

ナミビア産蛍石/きらら舎

標本全体の形が美しく、飾りやすいと思います。

長い間カフェの鉱物棚にあったので、埃っぽいです・・・

 

 

B

ナミビア産蛍石/きらら舎

ナミビア産蛍石/きらら舎

ナミビア産蛍石/きらら舎

ナミビア産蛍石/きらら舎

ナミビア産蛍石/きらら舎

ナミビア産蛍石/きらら舎

エメラルドグリーンが美しい標本。透明度も高いです。

ライトで照らすと幾何学模様の縁が紫色で、何重にもなっていることがわかります。

 

 

C

ナミビア産蛍石/きらら舎

ナミビア産蛍石/きらら舎

ナミビア産蛍石/きらら舎

ナミビア産蛍石/きらら舎

ナミビア産蛍石/きらら舎

薔薇色の標本。

ライトをあてると美しい縞模様が現れます。

 

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ナミビア産蛍石/きらら舎

ナミビア産蛍石/きらら舎

ナミビア産蛍石/きらら舎

 

ナミビア産蛍石/きらら舎

ナミビア産蛍石/きらら舎

ナミビア産蛍石/きらら舎

ナミビア産蛍石/きらら舎

大きな美しい立方体結晶のある標本です。

 

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そして、ちょっと面白いそっくりさん。

中国福建省の蛍石なのですが、緑色の立方体結晶や縁に紫が入っていることなど、オコルス鉱山の蛍石にそっくりなんですが、母岩や切り出し方で中国産とわかるもの。

価格はナミビア産のほぼ半額です。

 

中国産蛍石/きらら舎

中国産蛍石/きらら舎

中国産蛍石/きらら舎

中国産蛍石/きらら舎

中国産蛍石/きらら舎

 

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来年から、サテライトワークショップを開始します。そして、まだ先なのですが、7月に入ったら自由研究用でも行います。

その中に「鉱物の蛍光と生物の発光」があります。自由研究ではこのテーマのままでもよいし、鉱物の蛍光だけ、あるいは生物の発光だけでもかまいません。

その時になって蛍光鉱物標本を一度に集めるのは大変だと思うので、これから頻繁に蛍光鉱物の販売をしていこうと思います。

そんなわけで・・・・・本日はアンダーソン石。

 

【アンダーソン石/Andersonite】

 D-Day Mine.
 Grand Co.,
 Utah, U.S.A.

 

ウランを含むためウラングラスのように蛍光します。多くの鉱物の蛍光は主成分以外のわずかに含まれる不純物によるのですが、これは主成分にウランを含みます。(Na₂Ca(UO₂)(CO₃)₃·6H₂O)

そのため、蛍光もかなり強いです。

1948年アメリカのアリゾナ州ヤバパイ(Yavapai)郡ユーレカ(Eureka)地域にあるヒルサイド(Hillside)鉱山の堆積性ウラン鉱床の坑壁面から発見されました。

アンダーソンという名前は最初にこの鉱物を採集したアメリカ地質調査所の地質学者チャールズ・アルフレッド・アンダーソンCharles Alfred Anderson(1902-1990)に因みます。

ウラン鉱石が空気や湿気に触れてできる鉱物です。
水溶性なので濡らさないように注意が必要です。

日本ではリービヒ石とともに岐阜県瑞浪市東濃鉱山の堆積性ウラン鉱床の坑道面に着生したものが知られています。
ウラン鉱床に産出する二次鉱物で坑道の壁によく見られるそうですが、比較的珍しいウラン鉱物です。

カフェ鉱物棚の古い在庫のため、ケースにひび割れや汚れがあります。予めご了承ください。

 

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アンダーソン石/きらら舎

アンダーソン石/きらら舎

アンダーソン石/きらら舎

 

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アンダーソン石/きらら舎

アンダーソン石/きらら舎

アンダーソン石/きらら舎

 

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かよこ さとう ()

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