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世の中がコロナウィルスの出現によって大きく変化し、もうすぐ2年が経過します。コロナ前には戻れないかもしれないけれど、ようやくそれなりに世界が動き始めてきたようです。
鉱物仕入れに関しては、鉱山そのものがストップしてしまっていたり、ツーソンやデンバーのミネラルショーが開催されなかったこと、国をまたいで買い付けにいけないことなどが原因で、世界中の鉱物業者は仕入れがあまりできない状態でした。
しかし、販売休止していた業者さんが通販を再開してくれたり、新しい業者さんと知り合うことができたりで、そろそろ以前のような商品仕入れができるようになりました。
今日は、新しく知り合った業者さんから仕入れた「天使の硝子」と名付けた魚眼石をアップします。微細な結晶が集合してプレートになっています。キラキラと輝く様子は、ちょうど、夜の間に積もった雪が、朝陽を反射しているようです。
当面、これから数か月の間、継続して仕入れていこうと思います。
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天使の硝子
【魚眼石/Apophyllite】
Aurangabad,
Maharashtra,
India
LLサイズ
Lサイズ
Mサイズ
Sサイズ
これに栞を添えてお届けします。
モバイル顕微鏡で欠片を見ると魚眼石だということがわかります。
次の便が届いたら、ミニチュア試験管入りにしますので、入手されましたら、ぜひ顕微鏡撮影してみてください。
先週の土曜日の理科室カフェは、蛍石の八面体劈開割りでした。
ここで余ったものをアップします。
YouTubeのきらら舎チャンネルには、『鉱物のある暮らし練習帖』用にアップした蛍石の劈開割り動画をあげてありますので、参考にしてみてください。
12A 33.4g
インクルージョンがたくさん入っています。
すでに平行なクラックが入っているので、それを目安にして小さな八面体を量産できそうです。
割りやすい欠片だと思います。
12B 70.0g
劈開面と思われる面がすでにある大きな塊です。
イリノイのピンクは希少ですが、色が薄いので、小さく割ると白っぽくなってしまうかもしれません。
12C 32.8g
クラックが平行なので、これも割りやすそうです。
クラックががたがたの部分からは小さな八面体を取り出すようにします。
12D 55.7g
ハンマーで叩いてみました。
割りやすそうなチップも取れ、元の塊も劈開面が出ています。
12E 53.4g
大き目な塊。
透明感もあってきれいです。
色が薄めなので、割らないでこのまま飾るのもよいかなあと思います。
12F 15.7g
小さいですが色はまあまあついているので、小さなピンクの八面体ができそうです。
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