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自分でAI生成で遊んでいて気付いたことをまとめておきます。

  1. プロンプトはやっぱり大事
  2. マニアックなものは描けない
  3. 足や指の数が変になりやすい
  4. 画像生成と同時に文字を入れるのは無理

 

1・プロンプトはやっぱり大事

これはChatGPTの話ですが、同じチャットで絵を描いていくと、ある程度チャット内容が積算されていくんです。つまり、今までの指示や修正がすべてプロンプトに含まれている。

それと同じチャットじゃなくても、「きらら舎」とか「きらら舎世界観」をある程度把握してもらえているので、まったく違うテイストのものは出てこなくなります。

あとは、タッチをいくつか決めておいています。

 

きらら舎

きらら舎

 

上の2つは、きらら舎のWEBサイト用に描きだしているもの。

 

きらら舎

これは空想絵本用。

 

きらら舎

これはきらら舎幻想館用です。幻想館は基本的に動画を生成しているため、他のものよりリアルにしています。

 

 

2・マニアックなものは描けない

これは、フクロモモンガの件で電子書籍内でも書いたのですが、「ネズミ」や「リス」は得意のようで、特に、リスというとアカリス風になります。

フクロモモンガも、それっぽくは描けるのですが、飛膜を理解できていないのです。OpenAIのAI(ChatGPTやSora)にフクロモモンガを描かせると飛膜がコウモリやスズメのようになります。

 

きらら舎

飛んでいなければ大丈夫でした。

きらら舎

ちなみに、GoogleのGeminiはフクモモの飛膜を理解できていました。

 

きらら舎

ちょっと太っちょで、飛膜は完璧じゃないですが。コウモリやスズメではなくてよかった(笑)

 

アフリカヤマネもトビネズミも違っていました。

それから、Midjourneyで普通に「Dragon」という指示を出すと、海外のドラゴンになります。そこで「Japanese Dragon」としなければなりません。

また、Midjourneyは英語でプロンプトを書かないと上手くいきません。

 

きらら舎

きらら舎

ちなみにタッチが違うのは、プロンプトで違うようにしているためです。

 

 

 

3・足や指の数が変になりやすい

たとえば、こんな感じ。

きらら舎

こんなのは、結構頻繁に起こります。

 

4・画像生成と同時に文字を入れるのは無理

文字は、何語??みたいになります。

結構そのままネットにアップされているものも多いので、背景の建物の看板などをチェックすると面白いです。

先日のAI冒険クラブで、「著作権」のありそうなものを描けというとどうなるだろうということをやってみました。

渋谷のハチ公・・・だけでは普通の秋田犬でしたので、その後、「渋谷のハチ公像」としてみました。タッチや背景などの細かい指示はしていません。

看板の文字、変でしょ。

 

 

 

さて、では次に、AI画像の著作権とか、画家やイラストレーターの今後について考えてみました。

基本的に画家やイラストレーターは生き残れる職業と分別しました。しかし、そこには「超個性」が必要になりそうだとも感じています。

ピーターラビットやブランベリーヘッジなどの絵本の絵が好きなので、そのテイストで擬人化した小動物を描いてみています。

どういうプロンプトが一番自分の好みのタッチで描きだせるかなど、テスト中です。

しかし、AIがこれを描きだすには、ベースとなるものがあるわけです。まったく同じ絵というのではなく、「・・風」とか「タッチ」というところで。

現在、逆画像検索というツールがあります。これで、描きだしたものを検察すると、結構出てきます。多くは素材集のものですが、それ自体がAI生成であることが明記されているものも多くあります。

ここまでくると、著作権は主張できそうもないですね。逆にいうと、手描きでこのタッチをゼロから描いていくことの意味を考えてしまいました。

画像にはEXIFデータというメタ情報が含まれている場合があります。このデータから、画像がどのソフトウェアで作成されたかを確認できます。

方法:
画像ファイルを右クリックして「プロパティ」→「詳細」タブで確認(Windowsの場合)。

ExifToolなどのオンラインツールを使うと詳細なメタデータが確認できます。

ただし、多くの場合このデータは削除されていることがあるため、必ずしも有効とは限りませんが。

最近はAI生成画像を見分ける専用のツールやサイトもあります。

AI検出サービス:
Hugging FaceのAI検出ツール
Sensity AI
Deepware Scanner
これらのツールに画像をアップロードすることで、AI生成の可能性を分析してくれます。

AI生成物については、今後も、きちんと、それがAI生成であるというタグが付けられていくようになると思いますが、一方で、AI生成物でいいじゃん・・・って風潮にもなっていくような気がしています。

絵やイラストを仕事にする場合、AIが描くことができないようなタッチや世界観のものを生み出すか(AIはリアルは得意ですが、ゆるいものはまだ苦手だと思います)、AIを使いこなしていくかの二択になるでしょう。

現在もAIが生成したものは、そのまま使うことできず、フォトショ加工などを施しています。まだまだ問題があることと、イメージどおりには生成してくれないためです。

 

しかし、今後の進化が楽しみです。

 

Categories: AI

About the Author

かよこ さとう ()

Website: https://kirara-sha.com/

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