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【魚眼石/Apophyllite】

Poona,

India

 

英名の「アポフィライト」はギリシア語の 「apophulliso ( 剥れる、葉)」 に由来します。

加熱すると木の葉のように薄く剥れることから、1806年にフランスの鉱物学者R.J.アウイ(René Just Haüy)が命名しました。

和名は結晶面が魚の目のようにキラリと光るから名付けられたといわれています。

 

玄武岩や安山岩の晶洞中に、束沸石や方解石を随伴して産出します。

 

ちょっと見、水晶に似ていますが、水晶(石英)が三方晶系(高温型では六方晶系)であるのに対して、魚眼石は正方晶系。外見では、輪切りにした時に水晶は六角形なのに対し、魚眼石は四角形をしています。

また、水晶には劈開がないのですが、魚眼石は輪切りとなる方向に劈開があります。

さらに、水晶では条線がC軸に対して垂直なのに対し、魚眼石は平行です。

そしてなにより、水晶よりもキラキラ感が高いです。

 

今年最初の鉱物は魚眼石です。年末に入荷して、カフェスタッフ縞子がツイートしていたものの残りです。

 

A

 

 

B

小さ目の標本ですが、微細な結晶も多くあって、モバイル顕微鏡で観察するには最適な標本。

大きな結晶と同じ形をした結晶がたくさん見えます。

うっすら緑がかっているのもきれいです。

 

 

C

サーモンピンク色の結晶は束沸石。

Categories: 第壱標本室

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