湖南省の青い蛍石を定期的に入荷しています。
(現在は上海の物流が小さなコロナパンデミック発生により、滞っているようで、到着が遅れていますが)
その中で他の欠片の3倍の価格のものがありました。
仕入れても他のものと一緒には販売できそうもないなあと思っていたのですが、その青さが「ハンパナイ」ので注文しました。
夜の電燈下の撮影なので、あまりきれいではありませんが、青さは届くかと思います。
鏨はカフェに置きっぱなしだったので、ハンマーだけでまずはパカン!
ニッパーが使えるサイズになった欠片を割っていきます。
ざっくりと八面体に。
カフェのワークショップでは、初心者の方には「ここまででよしとしましょう」と伝え、ビンに入れてもらいます。
深追いすると粉々になってしまうためです。
それでは、ここからの整形の説明をします。
とりあえずの八面体をくるくる回しながら、一番小さな三角を探します。
だいたい、その三角の先っちょはとんがっていないはず。
そこで、とんがりを出すまで面をスライスしていきます。
一気に割ると失敗することも多いので薄く何度かにわけて割っていきます。
三角の1つの角から・・・
薄い三角が2枚ほど取れるとほぼ完成です。
きっちりした直線ではないのは、劈開が完全にまっすぐではなかったためで、これは諦めます。
あと、困るのはきっとこんな形の欠片でしょう。
八面体の頭が2つできています。
これはどちらかを優先して割っていきます。
今回は2つ取れました。大きな八面体のほうが優先してできた分で、残りの欠片から小さなほうができました。
透明度の高い欠片は小さくなると色が薄く見える傾向にあります。
これはもう少しだけスライスして面を平らにしたい八面体。
しかし、こんな感じで出っ張っている分は鏨で処理したほうがきれいなので、今夜はここまでにして、とりあえずビンに入れておくことにします。
表面の処理を鏨ですると、また一回り小さくなってしまいます。
ビンに入れておくと、そこそこよく見えます。
ここから先の作業をするかしないかは・・・・・
これで最初の欠片の半分です。
結構取れるものです。
でた欠片は万華鏡に入れたり、レジンで固めたりするときれいです。
その後、残った欠片も割り、こんな感じになりました。
一番大きく割れたものとそれ以外を少しだけ、記録として保管し、残りはリクエストが多かったので販売することにします。
とりあえず、最終仕上げ(深追い)していないまま。
ご自分で仕上げしてもよし。
そのままビンに入れてもよし(びんに入れると粗が目立たなくなります)。
クラフトにしても、万華鏡に入れても、この青色はとても映えます。
セットは1つだけです。
集合写真を撮影してからアルミ缶に入れる際に1つ転がしてしまったので、アルミ缶は8個入りです。
ちっこい八面体はミニチュア試験管に入れました。
歪で小さいものから結構大きくて青色が濃いものまでありますが、発送順(注文順ではありません)によきものから送ります。
※代引きで一番早く注文いただいた方→代引きの場合は注文順→ご入金順
追伸です。お問い合わせが多いので追加作りました。発送は全部合わせてよいものを発送順とします。
追加はこれ
欠片を詰めました。
ビンガムと比べても遜色ない青さで、さらにビンガムより透明度が高いです。
八面体途中で挫折している欠片もありますが、ほぼ整形のために薄く割った破片です。
これも追加できそうですが、後日。
それから、小さな八面体、できそうな欠片1セット作ってみました。
八面体にチャレンジしても、万華鏡に入れてしまってもよいかと。
アルミ缶に入れてのお届けです。
ミニチュア試験管もすべて、同じカート(湖南省蛍石劈開物)にて販売しています。
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