【モモイロタンポポ/学名:Crepis rubra】
綿毛取り用の植物の一つ。
モモイロタンポポというのは通称で、正式名はクレピス。
キク科のフタマタタンポポ属で、タンポポ属のセイヨウタンポポやカントウタンポポによく似ていますが、少しだけ違う仲間です。
ギザギザの葉っぱはタンポポにそっくりです。
ただ、蕾は思いっきりうなだれています。
これが開花近くなると、だんだんと頭をもたげてきます。
そして、こんなふうに、外側の花びらから開いていくので、最初はへんてこです。
花の構造はタンポポ属のタンポポと同じように1枚の花冠(はなびら)に1本のオシベがついていて、その先にメシベがあり、オシベの下にガクがあって、付け根に子房がついています。
外側が2周ほど開きましたが、まだタンポポという形ではありません。
中心近くの花がだんだん開いてくると少しづつタンポポっぽくなります。
朝開き、夕暮れと共に閉じる・・・これもタンポポと同じで、やがて、花の時期が終わるとまん丸い綿毛を開きます。
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