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きらら舎では、ウニの発生実験をワークショップで行い、プルテウス幼生を飼育して稚ウニに変態させて、その後、どこまで大きくできるか!?というチャレンジをしています。

最初はウニに変態させることができなかったメンバーも、何回か行うことで稚ウニにすることができ、年々、飼育期間を延ばすことに成功しています。

理科の先生からのお問合せも多くなってきたので、ウニ実験用セットの販売を開始しました(きらら舎ワークショップ分のおすそ分け程度です)。

 

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【注文方法】

今回は採集地と関東近海のウニのシーズンのずれがあり、確認して送ってもらってはいるものの、確実に実験が成功するかどうかがまだわからないのと、死着に対して十分な対応がとれそうにないため、初回は店頭受取にだけしました。

次は店頭受取が7月10日(土)・7月11日(日)

 

なお、水槽で飼育しているコシダカウニが放精・放卵した際には受精卵を店頭受取にて差し上げています(容器・餌代はかかります)。

 

【ウニの種類と販売時期】

関東では今の季節はムラサキウニがシーズン(精巣・卵巣が成熟する)なのですが、採集地では今はバフンであるというのです。

ムラサキウニは10月なのだそうです。それってアカウニじゃないかと思ったりしてまだ信じていないのですが(笑)

とりあえず7月3日には身の入りを確認してもらったバフンウニを送ってもらうことになりました。

しかし、採集者のいう「シーズン、身が詰まっている」と「精巣・卵巣が成熟している」のとは違ったようです。

急遽、ムラサキウニを手配し10日理科室カフェにて実験をします。

到着次第、放精・放卵、受精を行い、卵割が確認できましたら在庫数を入れます。実験セットが欲しい方は、先にご注文をしてからご来店ください。

 

バフンウニ 冬~春先

次回販売予定:2022年

 

 

 

 

それぞれ実験セット販売直後より、自宅で受精実験セットやプルテウス飼育セットの販売も行います。

 

【授業セット内容】

ウニだけのご注文の場合は¥330/個となりますが、セットのご注文の方が優先となります。毎回、採れる数によってお分けできる数が変わります。

・ウニ10個(数は増やせます ¥220/個)

・アセチルコリン0.1mol(1.5ml)またはKCl0.5mol(1.5ml×7)

・抗生物質1.0ml(オプション)

・濃縮キートセラス50ml(オプション)

・アセチルコリン用の注射器セット

 

※アセチルコリンは海水で1000倍に薄めて使いますので、まずスポイトで0.1mlほどとって別の容器に入れ、100mlの海水を入れて希釈してください(0.5mlには500mlの海水)。これで0.1mmolとなります。ウニに注射する際には口器の周囲の筋肉(?)に刺します。効いてくると口器が出っ張ってきます。

残ったマイクロチューブ入りのアセチルコリンは4℃冷蔵して長期保管が可能です。

 

【実験&飼育方法】

きらら舎では実験用のウニを殺さずに済むようにアセチルコリンの注射での放精放卵を行っていますが、従来どおりの「口器を切り取って、KClを注入する方法」で行う場合は、備考欄にKCl希望とご明記ください。

  1. 三角フラスコ(ウニが乗れば何でもかまいません)に表面張力するくらい海水を入れておく
  2. シャーレの上に少量の海水を垂らし、アセチルコリンを注射したウニを置く(口器を上)
  3. 放卵したら、三角フラスコの上に置く
  4. 放精であれば、そのまま放置する
  5. 放卵が終わったら、未成熟卵を海水で満たしたチューブに入れて各自に配る
  6. 別のチューブに海水を満たし、少量の精子をつまようじの先で採ってチューブの中でつまようじを洗うようにして希釈する
  7. まず、各自を精子を観察する
  8. 未成熟卵を観察する
  9. 精子を観察中の未受精卵に垂らして受精を観察する
  10. 希釈した精子をスポイトで少量採って、各自の未成熟卵が入っているチューブに入れ、ゆっくり上下して撹拌する
  11. チューブ内の受精卵を時間を追って観察する
  12. 4腕プルテウスになったらキートセラスを与えてポケット飼育をする

 

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【自宅で実験セット内容】

・受精卵(60ml培養フラスコ入)
・未受精卵(60ml培養フラスコ入)
・精子(ドライスパム)(マイクロテストチューブ入)
・飼育容器 海水入250ml培養フラスコ
・4cmシャーレ
・スポイト2本
・キートセラス(点眼容器入)
・人工海水の素(500ml分)

 

【実験の仕方】

  1. 飼育用のフラスコからスポイトAで海水を取り、ドライスパムに入れてフタを閉め、混濁液を作る
  2. モバイル顕微鏡アナトミー(ユーグレナだとなおよい)をセットし、上に4cmシャーレのフタのほうを置く
  3. これにスポイトAで (1) の精子混濁液を取り観察撮影をする
  4. 4cmシャーレの身のほうをアナトミーにセットする
  5. これにスポイトBで未受精卵を入れて観察撮影をする
  6. (5) に精子混濁液を少量いれ(つまようじの先につけたくらいでもよい)受精の様子を観察する
  7. 未受精卵のフラスコに精子の混濁液を1滴入れてゆっくりと上下して撹拌する
  8. シャーレは一旦洗う
  9. (7) から卵をとり、観察する。受精膜が上がっていれば受精成功
  10. 1時間後に受精卵を培養フラスコに移動させる。

別途予め受精させた容器もセットしてありますので、実験が失敗してもプルテウスの飼育・観察はできます。

 

受精をさせた小さなフラスコには死んだ精子が多く入っているので、水があまりきれいではないため、受精卵をきれいな海水に移しました。この時に卵を傷つけてしまわないように注意してください。

また、元のフラスコにも取り切れない受精卵が残っているかもしれないので、減った海水を足してそのまま観察してもよいと思います。

 

人工海水の素は500mlのカルキ抜きした水に溶かして一晩おいてください。水換えで使います。

4腕プルテウスになったら2~3日に1回、スポイトでキートセラスを与えてください。顕微鏡で見て、真ん中の丸い部分(胃腔)が茶色になっていたら食べている証拠です。

このほか、受精卵・プルテウス飼育セットも扱っています。

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Categories: 生物・植物室

About the Author

かよこ さとう ()

Website: https://kirara-sha.com/

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