5月22日に脱嚢した女の子のリンちゃん。
来た時にはかなりの怒りんぼだったけれど、すっかり仲良しになれました。
これはナウシカのテトごっこ。
フクロモモンガは社会性のある動物で集団で暮らしています。お互い、グルーミングしたり、鳴き声でコミュニケーションをとったり・・・・・
さらに、これから始めての冬が来るので一匹より二匹のほうが寒くないし・・・と、いうことで、先日、浜松町で開催されたブラックアウトに行ってきました。
もともと、お迎え相談をしていたブリーダーさんのところに7月21日脱嚢のモザイクの男の子がいました。
モザイクというのはフクモモのモルフ(見た目の色)で、顕性(優性)遺伝のカラーの一つです。
顕性(優性)遺伝にはノーマルとモザイク、ホワイトフェイスがあります。
ホワイトフェイスはその名のとおり、ノーマルでは黒く入っている顔の筋などがない、つまり白っぽい顔をしたカラーで、モザイクはどこがどうという決まりはないけれど、どこかが白いというものです。
全部白ければ、アルビノやリューシ、少しクリーム色だとクリミノ、白に薄いグレーが入っているとプラチナになります。これは潜性(劣性)遺伝のモルフ。
好みとしてはプラチナなんだけれど、ノーマルとプラチナからはノーマルしか生まれないので、モザイクを探していました。
前述のとおり、モザイクといってもいろいろで、顕性遺伝には白はいないので、顔以外の体のどこかが白ければモザイクというケースが多いわけですが、今回であった子はかなり白いのです。
年齢的にもちょうどいい。
ちょうどいいというのは、オスの発情期が先に来るよりメスの成熟が先のほうがいいという意味です。
でも・・・・・
「超、ギコギコですよ!」
と、ブリーダーさん。
性格より顔だ!・・・ということで即決、お迎えしました。
名前はテツにしました。
原子番号15、元素記号Pのリンに対して、原子番号26、元素記号Feのテツです。
彼らの名刺・・・
生体をお迎えする際には、状態などを記載し、説明を受けたことを確認するための用紙があります。それに脱嚢日なども書いてあるのですが、体重がなんと!100g。
リンちゃんはテツが来た時に量ってみたら66g。
テツ、でけ~~~!
とりあえずグラスハーモニー450highを用意してあったのですが、狭すぎるみたいで、何もない壁もボルダリング選手のようによじ登ります。
そして、とにかく威嚇が激しく、リンちゃんが来た時は威嚇はしてもミルクは飲んだのに、それさえしません。
リンちゃんの威嚇は怖いことの裏返しみたいなところがあり、どちらかというとポーチに引きこもっていたので、餌の容器を入れたりなどは寝ている間にすることができました。
しかし、テツは違っていて、少しでもわたしの気配がすれば目を覚まし、威嚇し、ケージがあけば猛ダッシュで飛び出してきます。
リンのケージの前に、イスを置いてテツのケージを乗せ、少し使ったポーチを交換しておきました。そして10日間。
狭いケージに長くいるのもストレスなので、新しくアクリルルーム390IIIhighを買い、ココナツハウスなどもすべて新調し、10月12日の夜に、2匹を入れました。
一晩中、バタバタと追いかけっこ状態。
ようやく朝になり、リンはテツのポーチの中に。
テツは新しいココナツハウスに収まりました。
リンのポーチとテツのポーチは並べてぶら下げてあったのですが、テツがポーチを眺めることができる対面にあり、お互いの様子がわかるため、よい感じです。
ペアリング・・・大丈夫かな。
当分、心配ではありますが、大げんかしているわけではないので、少しづつ距離を縮めてくれたらよいと思います。
長くなりましたが、フクモモその後のお話でした。
2024年10月20日
数日前から、リンがテツに興味を持ち、グルーミングをしてあげるのですが、しつこすぎて逃げられ・・・・・
やっと回し車を覚え、少しづつ上手になっているテツの横から、リンが飛び乗り、回し車を高速で回して、テツが吹っ飛ぶ・・・・・
という、カオスを経て、ようやく仲良くなってきました。
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