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流し台の下で変形菌を飼っています。

知人のダンゴムシの水槽に発生したものを分けてもらったもの。

 

 

変形菌は最近、時々取り上げられています。

昨年は監修させていただいた国立科学博物館発行の情報誌ミルシルが、ちょうどわたしが監修した記事のある号が変形菌特集でした。

いろいろな科学館でもイベントや観察会が行われています。

 

変形菌は粘菌と呼ばれることもあります。

北海道大学の中垣俊之教授が、2000年9月に「アメーバ状生物の粘菌が迷路の最短ルートを解く」という論文をネイチャー誌に発表して話題を呼び、2008年にはイグ・ノーベル賞の認知科学賞を受賞したことでも有名です。この迷路を解く実験に使われたのはモジホコリ。

多分、わたしが飼育しているのもモジホコリだと思われますが、子実体になってみないと本当のところ、よくわかりません。

 

変形菌の美しい写真集や図鑑には、瑠璃色に輝く小さなキノコのようなルリホコリや、ジクホコリ、森の妖精のような面白い形の変形菌などがたくさん載っていますが、ほとんどが子実体なのです。

それで、流し台の下の変形菌(の、変形体)を、なんとかして子実体化させようと、明るい場所に置いてみたりもしたのですが、変化はなく・・・・・。

 

その時に、ミジンコやアルテミア、ボルボックスなど、無性生殖をするものたちは危機的環境になると有性生殖をすること。ミズクラゲが温度刺激と飢餓状態などでストロビラ化することから、もしかしたら変形菌も食糧(オートミール)を与えなければ子実体化するのではないかと思いたち、昨年11月からオートミールを入れないでいました。

そして、今日、覗いてみたら、なってた!!!
でも、南方熊楠記念館のものはもっと黒かったので、これはなんなんだろうか。

 

ルリホコリやモジホコリみたいな可愛さは全くありません。

粘菌と呼ばれるくらいです。なんだかぬめってます。

 

明日、再度モバイル顕微鏡で撮影してみようと思います。

 

Categories: 生物室

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