先日、イリノイ州産の蛍石チップをアップしました。
商品説明には以下のように記載しました。
色は淡いですがオールドコレクションです。
12.1 g
前のものより重いのに安いのは、前のものがきれいで大き目の八面体を作ることができる形であるのに対し、これは厚みがないためです。
このまま金属枠などをつけたりワイヤーラッピングでペンダントにすることをお勧めします。
(ちょっとだけ割ってもいいかなwww)
オールドコレクションって何?っていう話は前のノートに書いておきました。
それに対して、「どうやればいいの??」というお問合せが来たのですが、すでにSoldOutになってしまっていたので、説明しないままになっていました・・・
・・・が、キャンセルになったので、まだ持ち主がいない間に、説明してしまうことにします。
他の「八面体に割るには薄いかな~~。難しいかな~~~。」というチップを入手された際にも参考にしてみてください。
あ!ただし、もちろん、そのままコレクションに加えて眺めているだけでも楽しいので、あえて割ったり削ったりする必要は全くないのです・・・・・
が、こんな風にしても楽しいよ!という、あくまでも提案の一つです。
10G
オールドコレクションには可愛い温かみのある水色のほかにインクブルーがあります。濃いものは本当にブルーインクみたいな色で、それの濃さはいろいろあります。
これはそのインクブルーのほうの青。多くは隅っこに紫色の部分があります。
恐らく、水色を発色する希土類元素と紫色を発色するものが共存して冷たい青色になっているのでしょう。
または、見る角度によって向こうにある紫色が手前の水色にブレンドされて見えたりすることでニュアンスが変わることもよくあります。
こっちの部分は、まあまあ厚みがあります。
片側(厚いほうで)6mm。薄いほうで5mm。
劈開面もきれいだし、縁もシャープなので小さな八面体はいくつかできそうです。
こっち側は段になっていて、薄いので、八面体割には適していません。
(ちょっとだけ割ってもいいかなwww)
と、いうのは厚みがあるほうのこと。
そこで。
こっち側で八面体を作ります。
紫の部分、一件汚く見えますが、蛍石特有の模様もあり、アクセントになるので、この部分は生かします。
上部分を劈開面に平行にまず細長く割って、角は面取りするように磨いておきます。
上の写真の線で割ります。
ピンクで塗った部分をサンドペーパーで磨きます。
ここまで削ってしまわなくてもいいのですが凹凸がないように丸っぽく仕上げます。
あとはワイヤーなどでラッピングしてペンダントにしてみてください。
ミニチュア試験管入りの両錘水晶やサファイア、赤い柘榴石やスピネルなどをアクセントにつけても可愛いです。
売れ残ったら作ってみます。
コメントを残す