2020年1月1日より、note に『小さな博物学日記』を綴っています。
わざと204文字縛り・写真1枚で進めているので、そこに書ききれなかった内容をフォローとして数日分づつ、こちらに書いています。
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『小さな博物学日記』は読者を想定して書いているので敬体。こちらは日記として書いているので常体です。
1月25日(土)
この樹は、昨年、鞘(種)をいただいたおうちのもの。
日記は1月25日だが、実際には新年早々に、蕾はついていた。
「ミモザの日は3月上旬だから、そろそろ蕾ができはじめるのだな」などと思いながら、寒い夕刻、帰宅を急いで樹の下を通った。
カフェ営業日、買い出しの帰りにこの樹の下を通ってみたら、ミモザの花を知らない人は、花が咲いたのかと思うほど、黄色が目立ち始めていたので撮影した。
開花したら、また撮影してみようと思う。
1月26日(日)
春節前に発送された荷物が中国から届いた。
大きな結晶の周りに小さな円盤のような結晶がたくさんと、蛍石を随感したオブジェのような標本はその中にあって、面白いので、今年出す本のために保管することにした。
六角形を3つのエリアに分ける境界線に色が付いているものもあり、ベンツマークとかメルセデスカルサイトなんて言われている。
1月27日(月)
本当は、虫は掲載しないようにしようかと思ったのだが、虫の姿を極力避けて加えることにした。
204文字(noteの記事はあえて17文字×12行に収まるように204文字縛りなのだ)にも入れたように雪の予報が出ていた夕刻ではあったが、土と苔を換える作業を行った。
鉱物が入ってきていた段ボールに、ダンゴムシパラダイスの土と苔をすべてあける。
水槽を洗ってから、前回は鉢底の石を入れていたのをやめてハイドロカルチャーを敷いた。
少量の土でハイドロカルチャーを覆ってから、シノブゴケ、コツボゴケ、スナゴケをぎゅうぎゅうと並べ、隙間に水晶と陶器の家を配置した。
餌になると思って入れていた腐葉土は、コバエが発生するので、今回は入れないことにした。
野良ダンゴムシはこの季節、冬眠状態にある。大きな石や積み重なった枯れ葉の下で身を寄せ合っているはずだ。
保温しているとはいえ、なぜか冬には小さなダンゴムシの姿をあまり見ない。やはり、繁殖はあまりしないのかもしれないと考え、このタイミングでの土苔交換となった。
鉱物箱に広げた土からダンゴムシを拾って、完成したパラダイスに戻していく。
土の塊と判別がつかないようになってしまっている苔もほぐして、中からダンゴムシを拾う。
全部拾ったと思ってからも数回、段ボールの中の土をほぐし、かきわけ、数個体のダンゴムシを救出する。
これが春や夏だと、2mmにも満たないサイズの幼体がたくさんいるので、大変なのだが、やはり土を拡げて、目を凝らしてもそこまで小さなものは見当たらなかった。
大きなメスも卵や仔を抱えているものはいなかった。
枯れ葉も新しいものに換え、ビワの葉と人参を戻し、カルシウム(インコ用のもの)を振りまいて、ダンゴムシパラダイスの大掃除は終了した。
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