閉ざされた空間の詩学 幻燈會

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2018年の活動テーマは『閉ざされた空間の詩学』でした。

不思議な庭(『鉱物テラリウム・レシピ』)、小さな部屋、蒐集箱と展示&マーケットを開催してきました。

もともと、『閉ざされた空間の詩学』は活動の根底を流れるメインストリームの一つなので、これからも続いていくのですが、催事テーマとしての展開は、11月23日より神保町いちのいち池袋で開催の幻燈會が最終章となります。


夜中にふと目を覚ますと、窓から月の光がしんとした室内に差し込んでいました。 昼間はヴンダーカンマーの様相を呈している書斎に注いだ冷たい光は、書棚の一角に作った箱庭を切り取り、並んだ硝子壜を闇に浮かばせ、蒴を天に伸ばした苔の硝子箱の内部までも、はっきりと照らし出していました。

やがて、その一つ一つが詩とも物語ともつかない懐かしい響きを奏で始めました。

おそらく、朝が来れば健やかな陽の光にすべてが沈黙し、いつもの一日がはじまるのでしょう。 こうして、ある夜偶然に出会った小さな青い幻燈會の一部をきりとって、贈ります。

鉱物、化石、植物、時を経たものたち・・・・・

カフェにはそんなものがごちゃごちゃと無秩序に置かれています。

今回は、そんな一角を切り取った閉ざされた空間を作るべく、KentStudio製の箱や硝子壜にモノたちをコラージュした標本を作りました。

作品ではなく、単なるきらら舎世界の切り取りです。

そのため、ほとんど接着はしていません。

それぞれのものたちは、みなさまの幻燈會にあわせてならべなおし、加えたりはずしたりしてください。