モロッコ産の晶洞は、中が空洞で、内壁はキラキラ輝く無数の水晶に覆われていることが多く、ジオード割りなどにも多く採用されています。
手でもってみて軽いものは中の空洞が大きく、ずっしりしているものは、中が詰まっています。
この標本は、金平糖のような水晶と一緒に販売されていたもので、恐らく巨大な晶洞の中にできたものだと推測されます。
『鉱物きらら手帖』の宣伝でラジオ番組に出演した時に、多く聞かれたのが、鉱物を蒐めてどうするのかということ。
いくつか答えた中で、一番は、ただ、そこに置いて眺める・・・・・・でした。
とても長い時間を経て、今ここにあるひんやりと冷たい石は、それだけで存在感があるのです。
あまり語るとヲタクっぽいので(といっても十分に面白がられましたが)それ以上は言いませんでしたが、同じく、時を重ねている古物と一緒に置くとさらに雰囲気を増すのです。
ちょっと見るとおにぎりっぽくもありますが。
そこそこに大きいです。
よくみると透明感のある両錘水晶もあります。
母岩から直接生えなかったので、両錘となったのでしょう。
砂糖菓子のようでもあり、氷のアートのようでもあり・・・・・
きらら舎二号館で販売します。 >>注文する
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