秋から入荷が全くできなくなっている、手頃な価格体の手頃なサイズの母岩付き標本。
在庫はあるので、少しづつ撮影してみます。
今日は3産地から各1つづつ選んでみました。
まずはビンガム産。
Blanchard mine,
ingham, Socorro,
NewMexico, U.S.A.
立方体の美しい結晶です。カラーチェンジすると思うのですが、手元に電球色のライトがなかったため、未確認です。
ビンガム産の蛍石では、相対的に青色が濃いほうがカラーチェンジが小さく、青色が薄めのほうがカラーチェンジが大きいです。
相場的には、3産地の中では一番価格低めです。
しかし、流通が止まっているので、今後、コロナの影響がどうなるかで価格も変わってくるかもしれません。
流通が止まっているのは3産地どこも同じですが・・・・・
ナミビア産
Okorusu Mine,
Otjiwarongo, Otjozondjupa Region,
Namibia
ナミビア産の蛍石も立方体結晶がきっちりときれいです。
ブラックライトで強く青色に蛍光します。
南アフリカ産
Riemvasmaak fluorite occurrences,
Riemvasmaak, Kakamas, Kai !Garib, ZF Mgcawu,
Northern Cape,
South Africa
ここの産地の蛍石はランクの幅が大きく、今回のものはハイランクです。
透明度がとても高く、エメラルドグリーンと呼ばれていますが、エメラルドより鮮やかでクリームソーダグリーンと呼びたい感じ。
ランクの差が大きい理由は、恐らく石英の衣を溶かす技術の差と、そもそもどれだけ石英が付いていたかということもあるのかもしれません。
コロナウィルスの変種が南アフリカで見つかったニュースが流れていましたが、南アフリカとナイジェリアでは特に感染が深刻みたいなので、標本流通再開はまだまだ先になりそうですね。
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