川流れ水晶と呼ばれる水晶があります。
そのまま訳したリバークォーツという名前もよく使われています。
産地としてはブラジル(Minas Gerais Brazil)。
実際に流通している川流れ水晶には、実は2種類あります。
形は丸くはないけれど、一般的な水晶に比べて、角が丸いかなというものと、エッグと呼ばれるまん丸なもの。
今回入荷したものは後者になります。
丸くて、表面が白っぽくなっています。
石を割ってみようとしたことがある方はわかると思いますが、鏨やハンマーなどでガツガツ叩くと、白っぽくなりますね・・・あれです。
川底の岩石にぶつかって白く傷が付きました。
丸いのは、ただ流れてきただけではなく、川底のくぼみにはまってくるくると研磨されたと推測されます。
くるくる研磨されて、すぐに抜け出せるものもあれば、抜け出せずに長い間くるくるしているものもあるでしょう。
くぼみには水晶以外の鉱物もはまるかもしれません。そして、それは川底の岩盤より硬いものもあるはずです。
くぼみはそれらの鉱物によってさらに大きくなっていきます。
いくつもの水晶がはまっているポケットもあるそうです。
穴には細かい砂も入ってきますので、やがて穴は埋もれていきます。
漂砂鉱床のでき方の一つです。
昔、そこに落雷があっても周りの砂や水分で水晶は守られます。
ライトニングクォーツに似ていますね。ライトニングクォーツが守られる原因は崩積鉱床なので、別のものですが。
今回の川流れは落雷にはあっていませんが、落雷にあったものはケブラ・リーザと呼ばれて、さらに珍重されます。
今回の川流れ水晶は比較的下流で、もしかしたら、くぼみでくるくるしてたやつです。だからまん丸いエッグと呼ばれる形です。
表面が白くなっているので、わざと一部を切断して内部を見せています。
エッグと呼ばれているのだから・・・と鳥の巣仕立てにしてみました。
容器のサイズはφ78mm×h50mm。
プリザーブドモスとドライのピンクペッパーや花、鳥の羽根を添えました。
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