【硬石膏/Anhydrite】
Acari Mine,
Nazca Province,
Arequipa Department,
Peru.
化学組成式 : CaSO4
Caはカルシウム。CaSO4は硫酸・・・なので、硫酸カルシウムの鉱物となります。
硫酸を含むので分類は硫酸塩鉱物。
英名は「無水物」という意味で、一般的な石膏(CaSO4・2H2O)が結晶水を持っているのに対して、硬石膏は持っていません。
エンジェライトという名前で売られていることが多いようです。
硬という文字が付いていますが、モース硬度は3.9と柔らかい鉱物です。
青い色は天青石の青色と同様、ストロンチウムを含むためです。ただし、天青石がストロンチウムを主成分とするのに対し、硬石膏に含まれるものは微量で不純物です。
3A
3B
3C
色が違って見えるのは光の加減で、どれもだいたい同じ色(少しくすんだ空色)です。
さきほど、柔らかいと書きました。
これ、磨くときれいなのです。
ちょっとピンボケちゃいましたが、これが磨く前。
これを、水をつけながら、番手180のサンドペーパーで磨き、次に600で磨きました。
なんだか、今日は肋骨にひびはいちゃったみたいなので、ここまでにしましたが、この後、もっと細かいペーパーで磨きあげるともっとピカピカになります。
今回はだいたい同じくらいのサイズのものをアップしましたが、カフェではいろいろな形・サイズのものを販売しています。
その場で磨くこともできます(使ったペーパーはお持ち帰りいただけます)。
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