Diana Maria Mine
Frosterley,
Weardale,
County Durham,
England
2017 年、Rogerley 採掘事業の所有権は、UK Mining Ventures Ltd という名前で Ian Bruceと Diana Maria Bruce の所有者に変更されました。
鉱山はIanの奥さんであるDiana Maria 鉱山 と名付けられ、Rogerley 鉱山とともに現在は 1 年を通して操業されています。
Dianaはドイツのザクセンにある有名な鉱物収集家の出身です。彼女の父方の祖父である Fritz Herrmann Schlegel は、彼の名誉でSchlegeliteという鉱物の名前の由来になっています。
2017 年の夏以来、鉱山は地下で開発されており、エメラルド グリーン、紫、一部の黄色の蛍石、マルチカラーのゾーン結晶、まれに、フォーム内に液体インクルージョンを含む結晶など、見事な世界クラスの標本を生産しています。
ダイアナ マリア鉱山では、発見されたすべての主要な鉱化ポケットに名前を付けています。ポケットによって個性があります。
たとえば、Snowstorm pocket(吹雪のポケット)で産出される蛍石は緑色、紫色がありますが、多くの標本が雪に埋もれたように方解石を纏っています。
Queen Of Green pocket(緑の女王のポケット)でも白い方解石を纏った標本が採れますが、緑色の蛍石の結晶は吹雪のほうより断然素晴らしく女王の名前に相応しいものです。
Purple Haze pocket(紫の霞のポケット)ではその名のとおり、紫色の結晶が産出されます。あえてHazeというのは、蛍石の周りを水晶の微結晶が覆っているためだと思います。また、このポケットの蛍石は3つの軸のそれぞれの長さが異なる歪んだ形をしています。
さらに、紫に見えるものも光に翳すと(透過光で)複雑な緑、黄、紫の色帯を示します。
Galena pocket(方鉛鉱のポケット)もその名のとおり、方鉛鉱を伴っているものが採れます。
River Catcher Vein pocket(リバーキャッチャー静脈ポケット)ではゴールデンタフィーイエローとかゴールデンハニーイエローと呼ばれる色の蛍石が採れます。水晶を随伴するものも多くあります。ブラックライトではライラック色に蛍光します。
Why-Aye pocket(訳すのが難しい。どうして?はいポケット(笑))では渋い薄緑色の結晶が採れます。方解石を随伴しているものもあり、抹茶味の和菓子のようです。
Gushing Water pocket(湧き出る水のポケット)では焦げ茶色の蛍石が採れます。方解石を伴っています。
4th July pocket(7月4日のポケット)では青紫色の結晶が多く採れます。
Northern Flats(北のアパートのポケット)で採れる標本は蜜色の結晶の周りに青紫のエッジのある結晶が特徴的です。
Heavy Metal pocket(ヘビメタのポケット)では方鉛鉱を伴っているものが多いです。
- Graeber pocket
- Snowstorm pocket
- Pavel’s pocket
- Emerald Peaks pocket
- Green Hill pocket
- Queen Of Green pocket
- Galena pocket
- Purple Haze pocket
- November Gem pocket
- Frosterley pocket
- Green Sugar pocket
- River Catcher Vein pocket
- Papa’s pocket
- Why-Aye pocket
- Gushing Water pocket
- 4th July pocket
- Northern Flats
- Autumn pocket
- Heavy Metal pocket
今回は分離結晶で、ポケットまでは特定されていませんでしたが、じっくり観察すればわかる人にはわかるかもしれません。
まずは15~19gの大き目な結晶3つ。
12A
12B
12C
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