水晶には他の鉱物にはない愛称で呼ばれるものが多くあります。
ワニ水晶、サボテン水晶、山入り水晶、ガーデン水晶・・・・・
今回は、スノーフレーク水晶というものをみつけました。
エンジェルフェザーなんて呼ばれているものもあって、同じインクルージョンなのかもしれないのですが、あまりにも整いすぎているのです。
ルーペで見ると、中のモノも繊細な結晶のようなのです。
・・・・・中国業者はNew FindでNaturalだと言い張るけど、中国の技術は昨今、はんぱないグレードです。
しかし、たとえこれが作りものであったとしても、それはそれでいいよねという繊細さだったので仕入れてしまいました。
しつこく質問をしていたら。水晶は本当に水晶なのだそうです。
中のスノーフレークはMan madeだそうです。
中国のルチルクォーツの研磨したものを販売している業者は卵型などに削ったものの上からさらに水晶を育てて研磨したり、ブルートップ水晶なども水晶の上に青色で着色された水晶結晶を育てています。
ブルートップ水晶は、多分、各ポインツの上に青色を育てたいと思っているはずですが(ブルートップだから)水晶の表面すべてに小さな結晶が育っているのです。
でき始めはただザラザラしているようになり、それから育つと水晶の形になっています。
水晶球の中にわざと何かを入れる技術もあり、おまけでいただいたものを電気炉で融かしてみました。
もちろん電気炉くらいでは融けないガラスもあるでしょうが、とりあえずの実験です。
結果、中に人工物が入った水晶は融けることなくクラックが入って割れるにとどまりました。
今回の水晶球、複数仕入れたので、届き次第販売します(まずは確認のため1つサンプル仕入れしました)。
ご購入された方は、ぜひルーペで眺めてみてください。
人工雪の実験の時に糸に育っていく雪の結晶のようです。
本日の『小さな博物学日記』のネタとしましたので後日、フォロー記事をまとめますが、先に詳細を記録しました。
スノーフレイクというより植物の綿毛みたいなので、綿毛水晶球とよびたいところ。
横から見るとこんな感じ。
やっぱり胡散臭いw
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