【ユーパーライト/Yooperlite】
2017年に、アメリカ合衆国ミシガン州のスペリオル湖岸で発見された蛍光性の方ソーダ石を含む閃長岩の一種です。紫外線で鮮やかに蛍光します。
発見者についてのニュース
>>燃えるようなオレンジ色に光る石を新発見。
「ユーパーライト」発見者の生活が激変。
ミシガン州の宝石・鉱石商のエリック・リンタマキ(Eric Rintamaki)は、2017年6月早朝、スペリオル湖岸で蛍光性の鉱物を探していたときにひときわ明るくオレンジ色に輝く小石を発見しました。
その小石は、ミシガン州アッパー半島のルース郡とチッペワ郡のスペリオル湖岸で採集され、アッパー半島に住む人々の愛称である「ユーパーズ(Yoopers)」を由来として「ユーパーライト(Yooperlite)」と名付けられました。
「Yoopers」自体はアッパー半島の略称である「U.P」が転訛したものです。
そして、カリフォルニアの地質学者であり蛍光性鉱物の収集家でもあるゲイブ・レイナ(Gabe Reyna)が、含まれる蛍光性鉱物が方ソーダ石であることを明らかにしました。
ミシガン州では閃長岩はよくある岩石でしたが、方ソーダ石について報告された文献はこれまでにありませんでした。ミシガン工科大学とサスカチュワン大学が、リンタマキからユーパーライトを入手し、各種の分析を実施しました。
その結果、ユーパーライトには「蛍光性方ソーダ石含有閃長岩クラスト(syenite clast containing fluorescent sodalite)」という学術名称が与えられました。
この岩石は花崗岩に似た火成岩で、最大の特徴は蛍光性の方ソーダ石を含有することにあります。この方ソーダ石は、長波長の紫外線を照射すると、ハックマン石に類似した強い蛍光を示します。起源は、カナダのオンタリオ州にあるアルカリ岩質貫入岩から、大陸の氷河作用によって、ミシガン州に運ばれてきたものと考えられています。
今回入荷したユーパーライトは、ミシガン州で発見後、中国でみつかったものです。
産地:中国雲南省紅河県(Hónghé,Yúnnán,China)
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黒い箱に入れてラベルを添えてお届けします。
ラベルは飾る時に挿してください。
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