【タマクラゲ】
ヒドロ虫綱
花クラゲ目
タマクラゲ科
タマクラゲ属
タマクラゲ
学名:Cytaeis uchidae Rees
タマクラゲのポリプは生きたムシロガイの殻の上でしか生きることができません。
昨年のムシロガイはカフェの改修工事などのバタバタで結局1匹しか残りませんでした。
春にやってきたムシロガイは殻にたくさんのタマクラゲのポリプをつけていましたが、夏が終わる頃にはすっかり禿げてしまっていました。
それでも実験室の小さな水槽で越冬し、温かくなった頃、なんと、タマクラゲのポリプが復活しました。
ストロンは残っていたようで、そこから芽がでるようにポリプが出たようです。
ちょうど同じ時期に、毎年採集をお願いしている採集者さんからタマクラゲポリプ付のムシロガイ出現の連絡がきました。
早速送ってもらいました。
すぐに販売開始し、数名の方が連れて帰りました。販売分として残しているものは、きちんとエアレーションと濾過のある水槽に入れていますが、自分の分は、実験用なので、100均の小さな容器です。
今朝、クラゲ芽ができていないかな~と見てみたら、ムシロガイの横でピコピコ動くものをみつけました。
本の制作でバタバタしている間に、クラゲが遊離していたようです。
よく見ると数匹います。
まだまだ遊離したてなのでとても小さいです。
もう少し成長すると生殖腺がわかるようになります。
連れ帰った方。きっと、そちらでもクラゲ、出ていると思います。とても小さいので大きな水槽に入れてしまっているとなかなか見つけることが困難なので、ここ数日は小さな容器で観察してみてください。
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