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コノハミドリガイ/きらら舎

 

初稿:2021年4月16日

更新:2024年3月20日

 

サイズは2~4cmと小さいので、20cmくらいの小さな水槽で飼育ができます。

おとなしい生物とであれば同居できます。

水温はまだ下限上限を試していませんが、空調の効いた室内飼育であれば問題ないと思います。

冬は10℃を切らない、夏は27℃を超えない・・・・・できれば15~25℃をキープがよいと思います。

実際にどこまで大丈夫かは今後確認します。

寿命は1年くらいです。

雌雄同体ですが自家生殖はしません。ただ、オスメス考えずに2匹いれば卵を産むということになります。

しかし、卵を産むと縮むので、寿命を削っているようにも見えます。

 

今回、きらら舎生物部のコノハミドリガイ飼育の目的は、幼生を見ること。

そして、それをどこまで育てられるかに挑戦することです・・・・・が、まずはウミウシを飼育し、その体色の変化を観察することから始めます。

コノハミドリガイは自切することも知られています(>>記事はこちら)。

このことについては、また後日。

 

コノハミドリガイは水槽に発生したハネモを食べます。ウミブドウも食べていました(正確には吸っている)。

テストとしてホソジュズモも入れてみたら、食べています。

主にハネモを食べている個体は深緑になります。

ウミブドウを食べている個体はさわやかな緑色。

アオサを食べている個体もさわやかな緑色をしています。

餌がきれると白くなります。

緑色であれば光合成もできるということなので安心ですが、白くてもあまり心配はなさそうです(水槽内に餌があれば)。

ネットにコノハの体色と飼育日数の研究レポートがありましたが、きらら舎飼育下の状況と少し違っているので、体色と成長・飼育日数について、もう少し観察してみたいと思います。

今年は3月8日に採集者さんからコノハが届きました。そこそこに大きなもの(2cmくらい)が2匹と1cmに満たないものが3匹。

大きな2匹は引き取られて行きましたが、残りは小さすぎて販売できる状態には思えなかったので、ハネモのあるタコクラゲポリプ水槽に入れました。

小さすぎるので、このまま縮んで消えてしまうことも考えられましたが、少しづつ大きくなってきています。

 

コノハミドリガイ/きらら舎

 

卵は細くて黄色い卵塊を渦巻き状に産み付けています。

きらら舎生物部ウミウシ組

2匹飼育すれば、これからの季節、卵を産むと思います。

 

FaceBookきらら舎生物部では、みなさんの飼育状況の情報交換などを行っています。

 

>>きらら舎生物部

 

Categories: 生物・植物室

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かよこ さとう ()

Website: https://kirara-sha.com/

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