コノハミドリガイの飼育セットの販売を開始しました。
サイズは2~4cmと小さいので、20cmくらいの小さな水槽で飼育ができます。
ウニやモエビやワレカラなどのおとなしい生物とであれば同居できます。
水温はまだ下限上限を試していませんが、空調の効いた室内飼育であれば問題ないと思います。
冬は10℃を切らない、夏は27℃を超えない・・・・・できれば15~25℃をキープがよいと思います。
実際にどこまで大丈夫かは今後確認します。
寿命は1年くらいです。
雌雄同体ですが自家生殖はしません。ただ、オスメス考えずに2匹いれば卵を産むということになります。
しかし、卵を産むと縮むので、寿命を削っているようにも見えます。
今回、きらら舎生物部のコノハミドリガイ飼育の目的は、幼生を見ること。
そして、それをどこまで育てられるかに挑戦することです・・・・・が、まずはウミウシを飼育し、その体色の変化を観察することから始めます。
コノハミドリガイは自切することも知られています(>>記事はこちら)。
このことについては、また後日。
飼育キットの内容を少し変えました。
コノハミドリガイと採集地の藻(アオサ)を入れます。
水槽に発生したハネモも食べますし、ウミブドウも食べていました(正確には吸っている)。
テストとしてホソジュズモも入れてみたら、食べています。
主にハネモを食べている個体は深緑になります。
ウミブドウを食べている個体はさわやかな緑色。
アオサを食べている個体もさわやかな緑色をしています。
餌がきれると白くなります。
緑色であれば光合成もできるということなので安心ですが、白くてもあまり心配はなさそうです(水槽内に餌があれば)。
到着するまでに水槽を用意しておいてください。
濾過も必要です。
海水は作ってから一晩以上経過していて、塩の溶け残りがないものを使ってください。
温度合わせをしたら、キットの容器の中身を水ごと飼育容器に入れてください。
卵は細くて黄色い卵塊を渦巻き状に産み付けています。
2匹飼育すれば、これからの季節、卵を産むと思います。
FaceBookきらら舎生物部では、みなさんの飼育状況の情報交換などを行っています。
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