リニューアル後のカフェでは、植物も少しだけ販売します。
西洋ミントの「ペパーミント」「スペアミント」はカフェのソーダなどにも使っていて、マーケットでも入手ができるのであえて国産のものばかり集めました。
日本産は洋種に比べてハッカ脳(ハッカ油)が多いのが特徴です。
カフェでは追加料金無料で、一回り大きな鉢に植え替えてお持ち帰りいただけます。
あかまる(赤圓)
北海道にもともと存在していた「ひめハッカ」などの在来種はありましたが、油量が少なかったので、栽培種として改良され、大正13年に認定された品種です。葉が丸みを帯びて丸く、茎が赤いために「あかまる」と名付けられました。
あやなみ
昭和41年以降に普及した品種です。油の量だけではなく、機械に適していて香が強い品種として作られました。
さんび(三美)
今回は入荷しませんでした(その交配種のしゅうびを入荷したため)。
さんびは昭和23年、岡山県農試倉敷薄荷分場の圃場で偶然発見された「収穫率」「メントール含有量」も高い優良種ですが、品種登録ができないまま岡山県の奨励品種として普及した品種です。
しゅうび(秀美)
岡山県農試倉敷薄荷分場で生まれた交配種です。
芳香性を重視し、「ミッチャムミント」(洋種)と「さんび」」との交配で生まれました。
日本産は洋種に比べてハッカ脳(ハッカ油)が多いのが特徴ですが、洋種との交配で脳分は低くなります。しかし、芳香の強い品種です。昭和42年以降から普及し始めました。
わせなみ
昭和42年に「さんび」の自植第2代系統を母に、スペアミント系野生種を父として人工交配を行い種を収穫し、その実生苗を育ててできた品種です。その後も、試験的改良がおこなわれて、昭和48年に認定された病気に強く、倒れにくく、ふえる、品種です。
ほくと
ハッカ油抽出を目的に改良された品種です。
「わせなみの人為同質倍数体」を母に、「北系J20号」を父として人工交配で種をとり、実生苗を育ててそれをさらに選抜し、その後、地下茎繁殖法で改良を続けて昭和57年6月「はっか農林11号」に登録され、「ほくと」と命名されました。北見のハッカです。
まんよう
昭和22年、北海道農試遠軽薄荷試場で中国種「南通」と「あかまる」を交配させ、昭和28年に品種認定された品種です。
りょくび(緑美)
岡山県農試倉敷薄荷分場からの改良種。昭和39年頃から普及し始めた品種です。
水が少ないことにも強く、暑さにも強い品種です。
南アルプス
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