磯研修で、バフンウニのほかにヤドカリも採集してきました。
小さな壜で小さなタイドリウムを作るのも楽しそうだったのですが、ヤドカリたちが殻を脱ぎ捨て始めたので、カフェで販売していたオレンジタマキビガイやゴシキカノコガイを投入してみました。
「お客様、この物件はいかがでしょう・・・・・」
赤色がかわいいゴシキカノコガイに殻を脱いだヤドカリが興味を持ったようです。
水流があったほうがいいかもしれないと、小さな水槽に移しました。
入った!
入居しました。
こちらも。
かなりおしゃれなヤドカリになりました。
磨いた巻貝にもご入居決定。
先に引っ越していたオレンジタマキビガイ殻の子が乘っています。
殻を脱いだまま死んでしまったヤドカリに卵らしきものがついていたので、モバイル顕微鏡で見てみました。
黒いのははさみの部分かな・・・・・
ちゃんと孵化すれば
孵化 → ゾエア幼生 → グラウコトエ幼生 → 稚ヤドカリ
となり、稚ヤドカリになったら、入居物件(殻)を探します。
卵を水槽に入れていたところ、喰われ始めたので急遽隔離。
さらに、磯研修で採集した青色が美しいイトマキヒトデも入れたら、ヤドカリがヒトデに群がりはじめたので、これは同居を断念。
生物部スタッフのめるちゃんに委託しました。
生物は自然の中で観察することが一番なのではありますが、手元に置いて飼育してみないとわからないこともあり、小さなタイドリウムでヤドカリの生態を眺めてみたいと思います。
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