オオクワガタ・・・もらったみなさんはどんな感じでしょう。
時々びんの壁面にまで出てきて、びんをベリベリかじっていることがあって、それはその時に生存と状態確認ができます。
食べ進んだ部分は黒くなる(食痕)ので、これも生きていることがわかります。
黒くなっていても、実は蛹化するまえの「暴れ」かもしれないので、黒い部分が全体の50%を超えても、外から蛹室が見えない時には掘り出してみたりします。
今回の話は、全く食痕が見えないびん。生きているのかもわかりません。
続々と蛹になっている今の季節。全く食痕が見えないのはかなり心配なので、掘ってみることにしました。
どこにいるのかもわからないので慎重に慎重に掘ります。
掘り出した土はバットや新聞紙の上に広げて、幼虫の殻を探します。これがあれば、どこかで蛹になっているということになります。
ありました!
どこかで蛹になっているようです。生きているといいのですが・・・
菌糸びんに幼虫を入れる場合、表面の白い部分を除去し、真ん中に穴を掘って(穴があるものは穴の内部の白い部分を除去します)その穴に入れます。
そのまま死んでしまっていたら、フタをあけたらすぐにわかるのですが、潜っていった痕はあります。その痕跡は穴がふさがっているのでわかります。
穴はふさがっていたので掘ってみることにしました。
真ん中の穴から掘り進めます。
いません。
その時、横に空洞があることがわかりました。蛹室です。
蛹も見えます。
でも、ここまで掘ってしまったので、露天堀りにすることにしました。
慎重に蛹室の天井を除去します。
蛹室を露出させて蛹を取り出し、蛹室を掃除しました。
オスです。
おしりをくねくね動かしています。
上手に蛹室を作っていました。
びんの壁面には達していない蛹室で、右の小さな穴は最初に掘って幼虫を入れた部分です。
蛹を戻して、このまま観察していきます。
露天掘りは乾燥に弱いので、湿らせたキムワイプをフタと紙の下にかませました。
コメントを残す