エチオピア産 サファイア
【蒼玉/Sapphire】(鋼玉/Corundum)
Aksum(Axum), Ethiopia
2016年12月に、エチオピアの北部のティグライ地方で大規模なサファイアの鉱床が発見されました。
鉱床は沖積漂砂鉱床、つまり、川や小川の堆積物で形成された鉱床です。丘から流れてきた川は丘のふもとで、その流れが緩やかになり、重いサファイアが沈みます。
何百人もの男女が、つるはしや農用鍬を使って乾いた川で採掘をしています。荷物を運ぶのはもっぱらロバやラクダです。
現在、アドワ・プラグの中央部にある 3か所の大規模採掘場で採掘が行われています。ラマ近郊のサファイア鉱床の東部にある新しい鉱山も採掘が始まっています。今後もアドワ・プラグの至るところで新しい鉱山が発見され続けることが予想されます。
この地域のサファイアは鉄分の含有量が多いため、暗い色をしているものが多いのですが、1割ほどは鉄分が少ないトップカラーのブルーのものがあります。美しいものは一般的に小さい欠片であることが多いようです。非加熱でも美しい色をしています。
現在、宝石として流通しているサファイアはほとんど(90%以上)が加熱処理されたものだといわれていますが、今回入手したものは非加熱です。
7mmと9mmのミニチュア試験管にセットします。
まずは7mmのもの。5粒をセットしました。