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ウミウシの飼育は餌の同定ができないことと、餌自体の調達が大変なため、困難であると言われています。
しかし、コノハミドリガイのように光合成もして水槽に生える厄介モノのハネモを食べるウミウシや、ブラインシュリンプを食べるメリベウミウシなど、飼育可能なものもいます。
その一つがブドウガイ。
コノハミドリガイ同様にウミウシなのに「カイ」が付きます。それはウミウシは巻貝の仲間だからです。
貝殻は非常に小さかったり、体内に埋没していたり、消失しているものが多いです。
ブドウガイは最初は2匹いたのですが、1匹がどんどん卵塊を産んで死んでしまいました。
生きている時には見えなかった(埋没タイプ)殻だけが残りました。
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ミニチュア標本/辰砂
【辰砂/Cinnabar】
Hunan, China
欠片やさざれではなく、母岩付きの標本の姿をしながらサムネイルサイズのもの、また、その鉱物特有の形をした分離結晶サムネイルサイズをミニチュア標本棚などのために仕入れています。
これはずいぶん前に仕入れた辰砂。
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非加熱灰簾石(ゾイサイト)
Arusha, Tanzania
ゾイサイトは鉱物名で、宝石となったものはタンザナイトと呼ばれています。しかし、これはティファニーが名付けた商標用のコマーシャルネームでした。
2018年、日本の鑑別団体協議会(AGL)でタンザナイトが宝石名として認められ、鑑別書の表記も「宝石名:タンザナイト」と書かれるようになりました。
以前、タンザナイト(ゾイサイト)のことを紹介した際に、多くのタンザナイトは加熱加工されて発色をよくしているけれど、ゾイサイトの特色は石を見る角度によって色が違って見える「多色性」にあると書いたことがあって、今回は、それをお見せするためにランクはやや落ちますが、いろいろな色が混じったゾイサイトを仕入れました。
現在販売している非加熱ゾイサイトはルース加工の人から購入しているため、細かいですがタンザナイトルース用の宝石レベルです。
今回のものはいろいろなランク・色が混じっています。
背後からライトをあてると角度によって、色が変化するものがあったり、バイカラーのものを見つけられたラッキーです。
もう一つラッキーなのは、森緑色のグリーンゾイサイト。
クロムを含み、グリーンに発色することから「クロムゾイサイト」とも呼ばれています。
ゾイサイトの中でも産出量が少なく、一般的には渋いグリーンが多いのですが、透明度が高く鮮やかなグリーンは希少性が高く人気があります。
さすがにこのレベルにはそれは混じっていないとは思いますが、グリーンゾイサイトといえるものはあるかもしれません。
今回のものは、最初からブルーゾイサイトの色をしているものもあります(未加熱です)。
それ以外のものも加熱で青色に発色します。
4cmシャーレに 8g入れてお届けします。
そのままモバイル顕微鏡に載せると内部まで観察できます。
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