歯車屋ラインナップ
母の生家は隅田川に架かる橋の近くにありました。
大きな道路に面して土間があり、大きな歯車やハンドルがついた重そうな機械が並んでいました。
記憶は薄暗く、機械油の臭いと共に残っています。
ここに行く度に、そのきかいたちをかっこいいと思いましたが、
それでも、小さな女の子は、(おじいちゃんちが)その近所にあった駄菓子屋さんや金魚屋さんだったほうがいいのになあとも思っていました。
しかし、そのせいか、ずっと機械が好きでした。
時計の分解はもとより、独り暮らしの玄関には壊れたビデオデッキの部品を飾っていたりしました。
最近はそんな歯車(部品)萌えもスチームパンク趣味として潔く解決されていますが。
スチームパンクガ流行る前は、とにかく壊れた時計を集めて分解する日々でした。
しかし、時計部品の歯車の軸は針のように細く、実際、針のように指や足に刺さります。クラフトに使うのは露出させないようにしなければならず苦心しました。
そのうち、クラフト用の歯車も作られるようになりました。
実際のものよりも大きく(いろいろなものに応用が利きます)、厚みがあり(丈夫です)、なにより歯がひっかかったり、軸がささったりすることはありません。
一時は仕入れてみたこともありましたが、やはり本物の繊細にはかないません。
そこで本物の歯車をちゃんと売る歯車屋を始めます。
スチパンブームも一段落した今、なんで歯車かというと、参加しているA.D.NÉELとブランドが10月に新店舗オープンにあたり、スチパン展開を始めるというので、乗っかりました(笑)
合せて、スチームパンク東方研究所より新刊が発売されます。
ここではカフェが紹介されています。
また。きらら舎スチームパンク部を発足しました。
素材の販売のほか、作家さんたちの商品を販売したり、ワークショップも企画中です。
部員募集中です。
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