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黄金虫の色見本【液晶の実験】

 

『美しい実験図鑑』/さとうかよこ

 

黄金虫・・・・・わざわざ漢字なのは、1843年に発表されたエドガー・アラン・ポーの短編小説をイメージしたためだと、編プロの寒竹 孝子さんが話してくれました。

編集プロダクションのスタジオ・ポーキュパインのお二人とは妙に気が合って(新星出版社の担当の下門さんも)本当に楽しい仕事でした。

今回の虹標本は、エドガー・アラン・ポーとは何も関係ないのですけどね。ただ、キャプテン・キッドのお宝みたいな素敵な小壜に入れたら、冒険のための特別なアイテムになりそうですね。

暗号のメッセージを添えてプレゼントするのも楽しいかもしれません(笑)

 

さて。虹標本。

キットはこちらからご注文ください

 >>ご注文(きらら舎二号館)

 >>ご注文(きらら舎BASE店)

 

コツ

【水の量】
夏は2.2mlくらい。冬は2.5mlくらい。

【最初に水を入れる時】
袋の口は開けたままで。
粉を片方の角に寄せて、反対側の角に水を入れ、粉を水で取り囲む用になじませます。
できる限り1つにまとめてからもみます。
空気が出てきたら袋の口から追い出します。
ダマがあってもかまいません。時間経過で水が浸透して消えていきます。

【毎日育てる】
水を入れてから一日経過すれば虹色が出てきます。
しかし、毎日数回揉んでは、1つにまとめて薄く伸ばす、を繰り返していると1~2か月で気泡が完全に抜けて、メタリックが増します。
【注意】
毎日揉んで育てる時に、袋のフタがぴったりと閉まっていないと乾燥してしまいます。袋に穴が開いてしまわないようにも注意が必要です。

【びん詰め】
十分に虹色が出たら袋の端を三角に切り落とし(2mmくらい)、そこからクリームを絞るようにびんに移します。
粘度が高いので、少しづつ入れていきます。
口はなるべく大きなもののほうが入れやすいです。
びんの口で滞留してしまったら、そのまま落ちていくのを待ちます。
自然に落ちないくらい滞留してしまったら(そこまでになる前に入れるのを休止してください)、お弁当などで使うピックを水に濡らしてつついてください。

 

【固まってしまったら】
容器の口はきっちり閉めて乾燥しないようにしてください。それでも乾燥してしまったら、乾燥した部分が栓となってうまくいくときもありますが、前述のピックを水で濡らしながらつついて、水を足して、ピックでよく混ぜる・・・・・を試してみてください。

カフェに持参していただければ、調整します。

 

 

Categories: 著書関連

About the Author

かよこ さとう ()

Website: https://kirara-sha.com/

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