骸晶ピラミッド

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骸晶ピラミッド【ビスマス人工結晶の実験】

 

『美しい実験図鑑』/さとうかよこ

 

ビスマスは、『鉱物のレシピ』のほうにも掲載しています。

ちょうど発行時期が同じだったので、『美しい実験図鑑』を児童向けに、『鉱物のレシピ』を大人向けに差別化していて、本当は、『美しい実験図鑑』のほうは、鍋ではなく、小さな容器に溶かして結晶を作る方法を紹介しようと思っていました。

 

 

最初は小さな軽量スプーンで

『美しい実験図鑑』/さとうかよこ

最初はチップ3枚を溶かしました。

ティンアロイさんでは3枚送料込み¥1100で販売されているので、これでできたらちょうどいいと思ったのですが、結局足りずに5枚溶かしました。

 

『美しい実験図鑑』/さとうかよこ

 

『美しい実験図鑑』/さとうかよこ

冷まします。

 

『美しい実験図鑑』/さとうかよこ

しょぼい結晶ができました。色は取り出したばかりなので酸化膜が薄く、こんな色です。これも冷めれば青くなりました。

 

少し大き目な軽量カップ

『美しい実験図鑑』/さとうかよこ

これで1130gありました。

取っ手を持って持ち上げられる限界です。小学生には無理だ・・・・・

それで網を載せて、カフェで行っているものと同様に火をとめて冷ます作戦。

 

『美しい実験図鑑』/さとうかよこ

さきほどのものよりは大き目ができました。

何度も繰り返せば、もう少し大きなものもできるかもしれません。

これも取り出したばかりのものなので、色がこんな感じ。冷めると青くなりました。

 

大き目の軽量カップで何度か試せば、多少はいい結晶ができるかもしれない・・・・・・

でも、いつもお鍋で作っているので達成感がないんです。

それで、児童書なんですが、『美しい実験図鑑』でも鍋のものを掲載しました。

 

『鉱物のレシピ』には別途、フォローページを作りますが、最初の『鉱物レシピ』では容器に溶かしたビスマスを流し入れて、少し固まったところでフタになっている部分を取り除き、まだ固まっていないものを鍋に戻して、十分さめてから、型から抜くというものでした。

ただ、それだと型の形なんです。

これはこれで、面白いのですが、固まっていないものを鍋に戻す際に、鍋に落として周囲を焦がしたり、火傷をしたりする可能性があるので、『鉱物のレシピ』のほうも今回は、鍋で作りました。

型を使わなかった理由はもう一つあります。

ビスマスは液体から固体になると体積が増えるのです。つまり型から抜くのがとても大変なんです。

 

とりあえずはどうしても自分でやってみたい!!という方は、前述のように小さな容器でチャレンジしてみてください。

 

さて・・・・・

そうはいっても自宅でビスマス鍋やるのは大変です。カフェで行った後も冷めるまでそのままにしておきます。

10kg近くのビスマスを溶かしているので、鍋もよいものを使う必要があります。

 

しかし、予約枠には定員がありますし、遠方だと来れない方もいらっしゃいます。

そこで、前々から相談されていた、ビスマス鍋のリモートをやってみることにしました。

 

リモートではみなさまの代行で結晶を引き上げて、それを送ることもできます。見学だけなら無料です。

 

さらに、酸化膜を除去したり・・・・・

ビスマス/きらら舎

ビスマス/きらら舎

 

再度被膜を作ったり・・・・・

ビスマス/きらら舎

ビスマス/きらら舎

ビスマス/きらら舎

ビスマス/きらら舎

 

することもできますし、それを見学もできます。

日々進化するビスマス結晶づくりを一緒にお楽しみください。

 

詳しくは サテライトSCHOLE・ビスマス をご覧ください。  >>こちら

 

 

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