梅雨の季節らしいしっとりとした雨の日に、中国から蛍石が届きました。
とても青いものと2017年新産のタンザナイトカラーのものです。
基本、カフェで販売しながら、1つづつ撮影してきらら舎にアップしていきます。
Aから順番にアップして、ここに説明を書いておきます。
Aが売れたら次の標本を撮影しますが、カフェで完売したら今回到着分は終了です。
C 到着時の集合写真には入れなかった標本(8月催事にとっておこうかなと思ったので。でも、また仕入れることにして、今回は保管しないことにしました。)。
中国福建省の永春鉱山の蛍石です。
2017年の新産で、タンザナイトカラーの蛍石と呼ばれています。
裏面。
金属的な結晶も見えます(ルーペでみれば何かわかりと思います。黄鉄鉱かな・・・・・)
白色のLEDライト下
電球色のライト下
B この標本は6/23正午までの販売とします。売れなかった場合は、その後は博物ふぇす(金額は同じ)、または8月の三省堂催事(三省堂マージンが加算されます)にて販売します。
Hunan Province China
濃い青色結晶が2つ。それを包むように方解石が覆っています。
大きい結晶と小さな結晶をそれぞれ光に翳したところ、
方解石も鱗のドレスのようで美しいです。
裏から光に翳してみると、方解石のドレスを透かして青い結晶が見えます。
A
届いた日の夕刻にカフェで撮影したので、写真は少し見づらいかもしれません。
大きな青い結晶を白い沸石が包んでいるような標本です。
永春鉱山の蛍石をメインに扱っている業者なので、全部永春鉱山のものかなと思っていましたが、これは
Donghai Jiangsu
の産であるとのことでしたが、その後、入荷分の標本すべての産地詳細を確認したところ、これは湖南省でした。
以下、一応Donghai Jiangsuの説明を書いておいたものです。今回は違ったようですが、一応残しておきます。
(Donghai Jiangsu は訳すと 東海県 江蘇省となります。東海江蘇省と呼んでいる場合が多いようです。省略した呼び方だと蘇。
長江の河口域にあり、江寧(現南京市)の江、蘇州の蘇から江蘇。省都は南京市(中華民国政府が公表している省都は鎮江市)。)
沸石かと思ったのですが、よくみると方解石でした。
六方晶系であることがよくわかる六角の板状結晶が、重なっています。硝子細工か砂糖菓子のようです。
ビンガムに似た青色です。
光に翳すと(青色波長の光しか届かない)海の底のような色です。
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