湖南省の青い蛍石。
上海で止まっていたものが届きました。
今日と明日、2日に分けてアップします。
12L 161.1g
湖南省の青い蛍石はいくつかの種類があります。
四角い「窓」と呼ばれるものがある標本は鮮やかな冷たい青色をしていますが、丸い切り株のような形の結晶があるものがあります。
今回のLの標本はそれです。
色はやや薄めで少し緑がかった優しい水色です。透明度はとても高いものが多く、クラッシュゼリーのような雰囲気です。
切り株結晶をいくつかアップして撮影しました。
切り株の上面は平らです。
中国の蛍石は立方体を面取りしたような形が多いのですが、これもその形の一種だと思われます。
12M 130.0g
Mの標本は母岩は薄くついているのですが、その裏にも結晶が付いていますが、撮影し忘れました。
上部は透明度が高く、冷たい青色をしています。
窓もあります。
窓を正面からのぞくとエッジ(縁)が見えます。
今回は透明度がかなり高いので、窓のある結晶を横から見ると部分的に色が違うのを観察できます。
12N 123.1g
薄く母岩がサンドイッチされたように入っていて、グラデーションでやや白っぽく半透明な部分があります。
全体は冷たい青色の透明度が高い標本です。明らかな窓はありません。
個別指定の写真に重さを添えているのは、大きさの目安です。
湖南省の蛍石に関しては、価格は「窓」「結晶」「色」「透明度」などで決まっているようです。
なので、Nは重さ(大きさ)の割りには価格は低いです。
12O 34.3g
窓標本が欲しい方にはお勧めなもの。窓の部分が特に青色が濃く周りの色が薄いので、窓部分の構造がよくわかります。
12P 70.0g
窓はあるのですが、顕著じゃないです。
顕著じゃないというのは、窓の平らは部分が表面にないのです。
多分、窓を含む標本だったものが、表面が割られて除去されたのかなという感じ。
しかしきちんと窓の陰は見えますし、窓の周りのレリーフのような凹凸は残っていて美しいです。
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