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夏から続いていた、神保町いちのいちの催事の納品がようやく一段落したので、カフェの在庫の整理を始めました。

いくつか並べて販売していたものが、1つだけ残ってしまっているようなものをこれからきらら舎にちまちまアップしていこうと思います。

この透石膏もその一つ。

スワローテールとかフィッシュテールと呼ばれる形です。

メキシコのチワワ州(Chihuahua)にあるナイカ鉱山(Naica Mine)産です。

 

 

ナイカ鉱山はテレビ番組などでも取り上げられたものをご覧になった方も多いと思います。

 

巨大な透石膏の結晶で埋め尽くされた洞窟で、現実のものとは思えません。

 

 

ナイカ鉱山の地下にある古い断層に沿う形で洞窟は、存在していて、元々は水で満たされていました。
その水を1985年からポンプで排水し、人間が入れるようになりました。
この洞窟のさらに下にはマグマ溜りがあると推測されていて、それが地下水を熱し、巨大結晶を成長させたと考えられています。

 

発見は2000年で、完全に水が排出された2006年から科学者たちが洞窟に入り、結晶の中から古生物なども発見されています。

しかし、その作業には重装備が必要でした。

保冷剤が縫い付けられているベストを何重にも着て、防水スーツ、冷気を送り込むためのマスク、ヘルメット、ヘッドランプを装備して洞窟に入ります。

これだけの装備をしても、洞窟に居続けられるのは、20分以内とされ、脱出後、体が元のように戻るのは数時間かかったそうです。

 

 

2年ほどはいろいろなメディアでも取り上げられましたが、元々あった水は結晶を保つために必要で、水を抜いてからは脆くなり、巨大な結晶が崩れる恐れも出てきました。

 

さらに水を抜き続けるにはずっとポンプを稼働している必要があり、それには莫大な費用もかかりました。

そんな事情で2010年には惜しまれながらも閉鎖されることになりました。

 

閉鎖後はポンプも止められ、また水の中の世界に戻っています。

 

 

 

 

 

Categories: 第壱標本室

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