鉱物が他の鉱物や岩石に邪魔されずに成長すると放射状になることが多いです。
黄鉄鉱や雲母などにも球状のものがあります。
水晶などは母岩からはずれて、あるいは母岩自体が柔らかいと2方向に成長して両錘となります。
そんな状態で成長したでっかいオーケン石の結晶が欲しいのですが(笑)
今回アップする透石膏球・・・・・
産地は
Manitoba, Red River Floodway, Canada
Red River Floodwa、つまり放水路。
ウィニペグ市の東の境界に沿って走る49キロの人工の放水路で、
レッドリバー(これは本物の川)の水の一部を流用してウィニペグ地域の洪水の危険性を低減するために1968年につくられました(レッドリバーはこれまでにも何度も洪水を起していました)。
北にはマニトバ湖やウィニペグ湖があり、この一帯は粘土質の平野となっていて、
透石膏の球はその氷河期の粘土層から採掘されます。
産地が放水路なのはちょうどこの土手で採られているため。
この辺りにはジュラ紀の石膏鉱床があるので、それに関係していると思われます。
自由に成長ってどんなん?・・・・・
と、いうことで、以前に実験したみた写真です。
パカ!!
母岩があるわけではなく、こんな風に花弁のような結晶がたくさん放射状に成長しています。
中には細かい結晶がだんごのようになったもの、そこから1つ2つだけ結晶が大きく成長したものなどもみかけます。
どちらかというと、同じくらいの結晶が均一に育って丸くなっているもののほうが少ないかもしれません。
透石膏球はカナダのものが有名ですが、ドイツでも産出されます。
今回入荷したものは小さ目です。
まずは4つ。
次回入荷分は三省堂の名古屋イベントに納品予定です。
たくさん仕入れられたら、きらら舎でも少し販売します。
左から・・・・・
A 3cm角のオリジナル紙箱に入れてお届け
B 3cm角の箱には入らないので、円柱のオリジナル紙箱に入れてお届け
C 3cm角の箱には入らないので、円柱のオリジナル紙箱に入れてお届け
これは以前の写真ですが、こんな箱です。
直径4cm。印籠式です。
D 3cm角のオリジナル紙箱に入れてお届け
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