【灰簾石/Zoisite】
Merelani,Tanzania
黝簾石(ゆうれんせき)と呼ばれることもあります。
化学組成はCa2Al3(SiO4)(Si2O7)O(OH)で、結晶系は斜方晶系です。
同じ化学組成で単斜晶系の鉱物は斜灰簾石(斜黝簾石)。
加熱前も見る角度によって色が違って見え、渋い色も魅力ですが、加熱したほうがきれいなので、非加熱のものはあまり出回っていません。
ゾイサイトはずいぶん前から流通していて、その名前はスロベニアの貴族ゾイス・フォン・エーデルシュタインにちなみます。しかし、あまりぱっとする鉱物ではありませんでした。それが、1967年、キリマンジャロのふもとのメレラニで、落雷によって野火が起き、地味なゾイサイトが鮮やかなブルーになったという伝説もあります(いろいろな説があるうちの一つです)。
きらら舎で扱っているゾイサイトは宝石加工の業者さんから仕入れたもの。
これを加熱して研磨し、ルースに仕上げ、宝石名のタンザナイトとして販売されます。基本的にタンザナイトはすべて加熱処理が施されています。
加熱によってその色の原因であるバナジウムをより安定させることが目的なのですが、この処理により、ピンクタンザナイト、グリーンタンザナイトなどができることがあり、通常の色よりさらに人気があります。
タンザナイトという名前は、ティファニーによって付けられました。鉱物名では「ブルーゾイサイト」ですが、これが「ブルースーサイド(自殺)」と聞こえるため、タンザナイトという宝石名を付けたのです。すぐに人気の宝石となりました。
カフェの鉱物加熱実験ワークショップ用に非加熱のものを仕入れています。
30粒を直径約32mmのアルミ缶に入れてお届けします。
1粒づつピンセットでつまんで、直火で炙ったり、茶漉しに数粒入れて直火で炙ります。
いずれも赤くなるくらいまで加熱してください(割れて飛び散る場合もありますので注意してください)。
温度は300~400度ですが、ピンセットの先、茶漉しのあみ、そして石が赤くなればほぼOKです。
もとの色と比べるとかなりきれいな青色に変色します。
希少性の高い、ピンクや緑になったらさらにラッキーです。
大き目の粒も時々入荷します。
タンザナイトと呼ばれるものはタンザニア北部のメレラニの丘で採れたものだけ。
タンザナイトの唯一の産出地です。
以下は大き目なもの。小さめは30粒入りですが、大粒は5個入りです。
茶こしに入れて直火に当てます。
茶こしの網が赤くなって、石の色も変わってきました。
寒い所に置いておいたのを一気に過熱したので少し欠けてしまいました。
ゆっくり温めていくほうがよいです。
右のやつが加熱後。
加熱実験直後は石がとても熱くなっています。うっかり触って火傷をしないように、完全に冷めるまで放置してください。
こんにちは😃
この商品の再販予定はございますか?
もしありましたらご連絡下さい
お問合せありがとうございます。
大粒はないかもしれませんが、カフェの在庫があるので、今夜にも在庫補充しておきます。
よろしくお願いします。