お茶大ウニプロジェクト
昨日、お茶大からキタムラサキウニの未受精卵と精子が到着しました。生物部のメインメンバー数名でまずは少量を受精させました。
お茶大二次拠点としての受精実験は、現在、カフェの改修工事に伴い、あまりゆったりしたスペースでできないので恐縮です。来月のアカウニはもう少し片付いている中で(でも段ボール山積み)の実験となりそうです。
その次のバフンウニはリニューアルオープン後のカフェでできる予定です。
ウニの受精実験で何をするかというと、精子の観察、未受精卵の観察、媒性、受精の観察、卵割の観察。その後は受精卵を持ち帰っていただいて、ご自宅でプルテウスの飼育と観察を続けます。
お茶大プロジェクト分は、お茶大のリモート講習会にも参加できます。
参加料は培養フラスコなどの実費¥1100円のみです。興味のある方は以下のFaceBookグループにご参加の上、ご連絡ください。
今回、受精卵を送付してご自宅で観察していただけることにも対応しております。
アカクラゲのポリプ水槽
紫色の苔に覆われたのでリセットしました。
アカクラゲの適温は20℃なのですが、実生苗が丈夫なようにプラヌラから生まれたポリプは環境に適応して室温でも元気にしています。
ただし、突然全滅ということもあるので、1~3個体づつ小さなクリームケースに入れて冷温庫で維持しています。
この冷温庫。18~20℃の恒温のはずなのですが、時々ポリプがストロビラ化します。
きれいですね~
これは今年の5月の写真です。ストロビラの先っちょからエフィラが遊離します。
ポリプは3つ入っていましたが、そのうちの1つだけがストロビラ化しました。
今回もそろそろ遊離が始まっています。
リニューアルオープン後にはアカクラゲはストロビラを販売しようかなと思っています。ご自宅でクラゲが出るところを観察して、エフィラを育ててみてください。
アカクラゲポリプ水槽にわいたポリプ
アカクラゲ水槽に、謎のポリプが発生しました。
ヒドロ虫綱のクラゲのポリプでですが、エダアシクラゲのものではなく、エイレネクラゲかなあと思っています。
このストロンが水槽の壁面に付いているので、紫苔も洗えません。
アカクラゲポリプだけは他の水槽に避難しましたが、当面、この水槽は維持してみます。
何体か採ってモバイル顕微鏡で観察してみましたが、ブラインをたべすぎて本来の姿ではなくなっています。
触手だけをみてエイレネかしらと推測しているところです。
コシダカウニ
9月22日に受精したコシダカウニ。
順々に稚ウニになっています。
中に一際赤い子がいました。
ウニを飼ってるというと、「食べるの?」と言われることが多いのですが、受精卵からどんどん変化して稚ウニになるまで約一か月。毎日観察しているととても楽しいです。
変態直後のウニは0.5mmほど。管足をせいいっぱい伸ばしても1mmくらいでしょうか。小さくて見づらくはありますが、これを稚ウニ飼育容器に移しておくと、やがて大きくなったウニをみつけられるようになります。
ミニチュアサイズのウニ。なかなか見る機会もないので、ぜひ受精卵からの飼育をお試しください。
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