タマクラゲのポリプを背負ったムシロガイ水槽。
茶苔が生えてかなり汚くなっていたので、リセットしました。
人工海水の素をかえたせいか、気温のせいか、とりあえず翌朝、いくつかが死んでしまっているようでした。
隔離して観察すると、ムシロガイポリプは生きています。
写真はブライン給餌後。
タマクラゲのポリプは生きたムシロガイの殻の上でしか生きることができません。これを宿主特異性といいます。
春には、あえてポリプをムシロガイからはずしてその後を観察しましたが、結局昨年どおり、クラゲ芽ができ、クラゲを出してポリプは枯れてしまいました。
生きたムシロガイが同じ水槽にいれば、搭乗している貝が死んでもポリプは生きていけるという説があります。
しかし、いまだにこれは実現できていません。
それはわざとポリプを殻から切り取っているからかもしれないので、今回は死んでしまったムシロガイに生きているものも入れて、しばらく様子を見ることにしました。
本来なら、ちょうど今頃、ムシロガイは産卵し、それに合わせてクラゲも出る頃。
どうなるかな・・・・・・
写真は2019年のムシロガイの卵
とりあえず、死んだ貝はどんどん腐敗するため、取り出しました。
それでも水は臭くなっていたので、ポリプは減ってしまっているようです。
ポリプの頭部分が黄色く光っています。
オワンクラゲで有名になったGFP(緑色蛍光タンパク質)を、タマクラゲのポリプも持っています。
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