コシダカウニ。
昨日(7/31)生物部部員の水槽で放卵したというので、卵をあずかりました(オスはいなかったようです)。
うちにいたコシダカウニは、先月、実験で使ったウニを一緒に入れて飼育していたところ、これが死んだことによって一晩で水槽水質悪化により全滅してしまいました。
しかし、ちょうど生物部サブスクで今日、コシダカウニも到着するため、一晩、温冷庫で17℃程度で保管をすることにしました。
抗生物質を入れると安心なのですが、とりあえず、一日なので温度管理をしてみます。
今朝(8/1)。
卵の状態を見てみましょう。
昨日はカフェ営業日だったので確認せずに温冷庫に入れてしまっていました。
いくつか形が崩れていたり、もやもやに覆われてしまったりしているものもありますが、ほぼきれいな卵の状態を保っているようです。
受精実験の準備として、まずは室内(温度計は26.5℃)に出して置きます。
コシダカウニが到着しました!
放精用容器(笑)を用意して、そこに到着した水ごとウニを移しました。
まずは2つの容器にそれぞれ1つづつ入れました。
これに昨日の卵が入っている水を少量、ウニに吹きかけます。
しかし反応はありません。
そこで、とりあえず全部のウニを入れて、卵の水を吹きかけました。
旅の疲れなのか、反応はありません。
卵のタイムリミットがあるので、最終手段でアセチルコリンを注射したところ、放精・放卵しました。
ただ、こちらも少量だったので、もしかすると一度放精・放卵をしてしまってるのかもしれません。
精子は少量で十分なので(むしろ多いと発生がうまく進まない)、これでよしとし、受精させました。
17:30 受精
コシダカウニの卵はとても透明できれいです。
継続して観察していきます。
18:00 二細胞期
気温が高いせいか、発生の進みかたが早いです。
夕食の準備で観察離脱しているうちに八細胞期になっていました。
8/2 7:00
今回、臨時ワークショップの後で、放精が少量だと思ったこともあり、雑に受精させてしまったのですが、精子の量は多すぎたようです。
精子が多すぎると、うまく発生が進みません。
孵化し始めているので、もう少ししたら、孵化して泳いでいるものだけを確保して新しい容器に入れていきます。
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